扱いやすい犬？ ページ7
Aside
JH「A〜どうするの？これ？」
手当てを済ませた男の子を指差しながら、相変わらずハニは無気力そうにそう言う。
SC「だから、A様な！失礼だぞ！それにこれなんて言うなよ。」
相変わらずスンチョルは長男らしい、ここの屋敷では1番の古株だ。
A「いいのよ。スンチョル」
そうひと声掛け、肩に手をかければ一瞬で大人しくなる。彼もまたミンギュと同じ人狼だ。
長男として、常に気を張るしっかり者のスンチョルだが、案外、彼も扱いやすいのだ。
A「ハニ、目を覚ましたときのために食事の準備をお願いできるかしら？誰かできる人にお願いしてきて」
すると、ジョンハンはニヤリとし
JH「そのお願い聞いたら何をくれるの？」
あぁ、この男は扱いやすい犬なんかじゃないと思い出す。どこまでも、ずる賢い吸血鬼だ。
JH「俺を愛してよ」
きらりと光る牙が首筋に近づく。
スンチョルが止めに入ろうとするのが見えたので、目線で大丈夫と伝えると大人しくなった。
A「残念ねー、私は悲しいわ」
少し俯く。
JH「え？」
A「私はこんなに愛しているのに伝わっていないのね…愛は言葉にせずとも伝わるって聞いたことがあるのに…あ！でも例外があるって、それは相手が私を愛していない時…」
「ねぇ…私を愛してないの？」
悔しそうにジョンハンは唇を噛む。
JH「あぁ！！もう！愛してるよ！愛されてるのもわかるよ！！！飯を用意させればいいんだろ！！」
愛されてないと愛が伝わらない？
真相はわからないが作り話だ。
そんなの嘘よ、と心の中で囁く。
もしかしたら、ジョンハンも扱いやすい男なのかもしれない。
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アヤノ(プロフ) - ぴっぴさん» ありがとうございます！！頑張ってください！ (2020年8月21日 15時) (
レス) id: bda2bc6210 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ(プロフ) - アヤノさん» 楽しんでいただいてありがとうございます！長くなりそうなので、しっかりまとめて更新しますね。もう少しお待ち下さい！ (2020年8月20日 18時) (レス) id: 85fef5c911 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - とても素敵な作品ありがとうございます！！とても面白いです 質問なのですが誰が何の妖なのか教えて欲しいです (2020年8月20日 17時) (レス) id: bda2bc6210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴっぴ | 作成日時：2020年8月17日 2時
