調査チーム2 ページ32
DK side
校舎に入り、素早く教室を回る。
昇降口に常備された来客用のスリッパと何故か起きっぱなしになっていた卒業生というネームカードを拝借したために、怪しげにこちらを見る先生はいたが止められることは無かった。
2年1組を覗いたとき、一際濃い煙が左腕から出ている少女を見つけた。その煙は彼女の上半身を覆い表情が見えないほどであったのに、何故か右腕のブレスレットには近づけないらしい。右腕で髪をかき上げたとき、避けるようにさっと煙が散って顔を確認できた。
DK「ヒョン。あの人？」
DN「そうです！あの人です！ウォヌヒョン！ソクミニヒョンが見つけましたよ！」
目立たないようにと声を押し殺しながら、なぜかチャニが嬉しそうにウォヌヒョンを呼んだ。
WN「あぁ、あいつだな」
これから修学旅行の班を決めるらしく、興奮する気持ちを抑えられない生徒達で教室内はガヤガヤしている。
そんなクラスメイトに対し、彼女は1人窓の外を見つめていた。
だんだんとメンバーが決まり、教室にはいくつかのグループが点々とでき始めていたが、彼女は自らその輪に入ることは無く外を見つめる。渋々と言ったように、学級委員と思わしき女子生徒が声をかけに行っていた。
いじめられて無視されているような雰囲気ではない。
まるで、この場所には誰1人りささんの友達がいないようだった。
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アヤノ(プロフ) - ぴっぴさん» ありがとうございます！！頑張ってください！ (2020年8月21日 15時) (
レス) id: bda2bc6210 (このIDを非表示/違反報告)
ぴっぴ(プロフ) - アヤノさん» 楽しんでいただいてありがとうございます！長くなりそうなので、しっかりまとめて更新しますね。もう少しお待ち下さい！ (2020年8月20日 18時) (レス) id: 85fef5c911 (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - とても素敵な作品ありがとうございます！！とても面白いです 質問なのですが誰が何の妖なのか教えて欲しいです (2020年8月20日 17時) (レス) id: bda2bc6210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴっぴ | 作成日時：2020年8月17日 2時
