此の手を離さないで…。【文スト】【ハンドシェイカー】

第一話其の弐 ページ5

――ハンドシェイカーside――

タヅナ「あの…マキハラ先生、本当に僕達がついて来てしまって良かったんですか？」

マキハラ「へーきへーきッ！！それに此の怪事件、君たちにもキョーリョクしてもらうから！！」

コヨリ「悪意しか見えない…」

―――――――――えーと、皆さんこんにちは、僕は高槻手綱。

　

　 普段は大阪に住んでいますが、訳あって今はヨコハマに来ています。

　

　 何でも、ハンドシェイカー研究者であるマキハラ先生が気になる事件を耳にした からなのだが…。


タヅナ「『突然路上に重傷者が現れる』事件か…。」


マキハラ「これは間違いなくハンドシェイカーが絡んでいるね」




――――――――――コヨリが僕の手を強く握り返してきた。


――――――――――僕もその気持ちを汲み取って、この手を離さないと、離しちゃいけないと決意 した。


――――――――――何故なら、僕がこの手を離せば…。


――――――――――『ハンドシェイカー』の戦いに負ければ…。








　 ・・・・・・・・・・・コヨリは死んでしまうからだ。

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