姉上は弟をまっとうに育てたい！【鬼滅の刃】【煉獄杏寿郎】※転生ネタ

15　姉上は最近心配です ページ15

最近、私には心配事がある


「姉上！ 一緒にお風呂に入りましょう！」

「姉上！ 一緒に宿題を済ませましょう！」

「姉上！ 買い物なら俺も付き合います！」


「姉上！ 姉上！ 姉上！」




　杏寿郎・・・

　 君、反抗期って知ってる？？？




杏寿郎が小学校に上がり、彼との時間は多少また減るものだと思っていた

だが相変わらず杏寿郎は私を慕ってくれる

何かあればすぐに私に報告してくれる姿は可愛いし
私を見つけると嬉しそうに笑ってくれるのも もちろん悪い気などしない


　・・・しないのだが


「・・・」


もうじき私達には”弟”が生まれる

おそらく”千寿郎君”だ

無事に生まれてくれることにほっとしながらも私はなんだかんだと
父上と母上の邪魔をしてはいけないと
ここ最近も私は杏寿郎と一緒に床に就くことが多かった

まぁ一緒に寝るのも杏寿郎が小学校低学年くらいまでだろうと思っているのだが
そろそろ同じ学年の子に「お前まだ姉ちゃんと一緒に寝てるのか？ かっこ悪！」とか
言われ始めて距離をとりだす時期だと思っているのだが
今日も杏寿郎は「姉上！ 一緒に寝ましょう！」と誘ってくる




　 ”姉離れはいつになるのだろうか・・・？”



　(杏寿郎・・・君、もうすぐお兄ちゃんになるんだよ？)




こんなに慕ってくれるのも 後少し・・・のはず、と思いながらも
最近の私は少々の不安を隠せないでいた

このまま杏寿郎が ”シスコン”のまま育ったらどうしようと不安になる


私達の歳の差ならば兄弟喧嘩くらいありそうなものだが
私達の間にそういう喧嘩はあまりなかった
(既に大人としての意識が私にあるからもあるだろうが)
杏寿郎もまた私や両親に対し、怒るさまを見たことがない



今日もお風呂を一緒に入る

私はそろそろ女性としての体つくりが始まるころで、最近胸が少々・・・

　うん(汗)

杏寿郎に前「姉上の胸大きくなってません？」と聞かれたときにはドキッとした

「女はそうなっていくの」と答えたが、小学生の彼はどう思っているのだろうか？


「そろそろ一緒にお風呂に入るのやめようか？」と何気に前 言ってみたら
「え？何故です？」と彼に「納得いく理由がないならイヤです」と言われてしまった



私の弟は ちゃんと・・・



　 ”「姉離れ」できるのだろうか・・・？”





「・・・杏寿郎、胸をもむの やめてもらえるかな？」

「でも不思議なのです 姉上。 ？？？ 」 もみもみ





心配だ(汗)

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