5 ページ10
それから私は強制的に子供の炎柱様の面倒を見ることになった
いつ炎柱様が大人に戻ってもいいようにと 蝶屋敷で今日は過ごすことになる
まぁ村では小さい子の面倒は見ていたし
炎柱様も何故か なついてくれているようなので それほど問題もなさそうなのだが・・・
「A!」
「A!」
炎柱様は私からかたくなに離れてくれなかった
何かあれば私の名を呼ぶ
私がいなくなると「A!? Aはどこだ!?」と蝶屋敷中を走り回る
(一種の台風)
私の首元に抱き着き離れようとしない炎柱様に、結局私は彼を抱っこしたまま動き回る
普段鍛えているのでたいした重さは感じないが問題はそこではない
他の隊士達からの視線視線視線・・・
「いつの間に」やら「できてたのか?」だのの声が聞こえる
いやいやできてるって何?
何か勘違いされていないか???
炎柱様はそれはもう嬉しそうに私に抱っこされているし
「ちょっと降りてもらっていいですか?」と聞くと
「いやだ! はなれない!」とイヤイヤと首を横に振られる
きゅんv
Σ いや、きゅんとしている時じゃない
これは炎柱様が元に戻った後も大変そうだとため息をつく
できれば彼に思いを寄せる女性達から恨みを買わずに済むようにと そればかり願った
何故子供の彼にとって初対面であろう私にここまでなついてくれるのか疑問だが
周りには「もう遺伝子レベルですり込まれてるんでしょうね」などと遠い目をされる
諦めたように私を見られる
・・・なんだかすごくその視線は 気になるんだが???
「A! 芋! 芋が食べたい!!」
お昼時に彼が「お芋が食べたい」と腹の虫を鳴らすので
台所をかり、芋料理を作ることにした
「わっしょい! わっしょい!」と大喜びされた
周りをかけずりまわるので 蹴つまづいてこけないよう気をつかった
食事中、彼は私の隣に座ったがちらちらと私を見る
何やら膝上を見られているようなので、来たいのかな?と
「座る?」と膝上をぽんぽんと叩いたら、彼は喜んで膝上に座ってご飯を食べだした
彼の頬についたご飯粒をとってあげると、またも嬉しそうに「わっしょい!」と叫ぶ
・・・うん、 もうこれ子供のままでいいんじゃないかな?
「ダメですよ Aさん♪」
それを見ていた しのぶさんに心を読まれた
(怖いです しのぶさん(汗))
いやでも だって・・・ 子供の炎柱様 可愛いです(汗)
「わっしょい♪」
220人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソラノ(プロフ) - 新しいページで他の転生劇かきたい・・・鬼殺隊のほう終わらせてもいないのにかきたい(汗) (2020年12月5日 20時) (レス) id: 2385099feb (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - このページ残り4つなのでとりあえず「霊」シリーズのものを。他にも色々転生した話書きたいんですよね。鬼殺隊の話が今暗いのでこっちでくっついている二人とか書きたい・・・ (2020年11月23日 22時) (レス) id: 2385099feb (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 遅ればせながら30分ほどでかきあげたハロウィン・・・1ページにおさめるって大変だな(おい) (2020年11月1日 2時) (レス) id: 2385099feb (このIDを非表示/違反報告)
ソラノ(プロフ) - 有難うございます。でも幽霊は短編でこれで終わってもいいかな?と(笑)後はご想像にお任せします的なノリでいいかな?と思ってますwww すいませんwww (2020年8月16日 8時) (レス) id: b7916d63a5 (このIDを非表示/違反報告)
あさこ(プロフ) - 幽霊のお話めっちゃ面白い!!斬新!!更新楽しみにしています〜(*^^*) (2020年8月15日 3時) (レス) id: 81f776d056 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ソラノ | 作成日時:2020年7月10日 18時