まだまだ鍛錬不足です 番外or短編【鬼滅の刃】【煉獄杏寿郎】

勝負 ページ35

Aガホシイ

　Aガホシイ


少々卑怯であってもAとの結婚の約束を取り付けておきたい！


今日も今日とて ある柱は紛争する







「A！ 俺と一勝負しないかっ！？」

「？！」

蝶屋敷でしのぶさんと甘露寺ちゃん達とお昼を前にくつろいでいたら聞きなれた声がした


　いつものデカボイス

　声までもイケボ


図体のでかい男が私のすぐ後ろで腕組をしながら自分を見下ろしていた

　(いつの間に(汗))


「勝負、ですか？」

なんで？と首を傾ける
しかし彼は私の話など聞いていないようで

「だが ただ勝負だけというのもつまらないなっ！！
　勝った方は相手に一つ言うことを聞かせられるというのはどうだろうかっ！！？」

キラキラと子供のような視線を私に向け
彼は何を言っているんだ？と私はより首を傾けた

それに反ししのぶさん他、一部の柱は「うわぁ」という呆れた顔をする
(ちなみに今いる柱は伊黒さんと不死川さん)


　「大丈夫だっ！ 卑猥なことは要求しない！！

　ちょっと紙に名前とハンコをおしてもらいたいだけだからなっ！！！」


その言葉に私は「借金でもしてるんですか？」と目の前の男性を冷え気味に見た

何やらひどく私以上に冷えた視線をしのぶんさん他、部屋の方々が炎柱様に向けておられるが
彼はそんな視線などどうでもいいらしい


　・・・さて、彼は勝負と言ったが私は彼に対し特にお願いしたいこともないし


「・・・えっと」

Σ 「判断が遅いなっ！！」

Σ「！ あ、はい、ではお断わ 「勝負の内容だがっ！！」 ・・・」


いつものことだが話を聞いてほしいと頬がひきつる
彼はドンドン話を勧めた


「早食い競争などどうだろうかっ！？」と聞いてきたので
”あ、この人、私に全く勝たせる気ないわ”と思い、そっちがその気ならと

「いいですよ」と私もあっさり承諾した


「そうか！早食いでは俺が有利か！ では・・・ ・・む？」


「ええ、早食いでいいですよ？
　ではお昼ごはんを30分以内でどれだけ食べれるかでいいですか？」


「む？ え？ あ・・・ ・・ いいのか？」


甘「Aちゃん？？？」


「承諾しましたね？ 承諾したんですね？ ・・・では」


そう言って私は横で私を心配してくれている甘露寺ちゃんにニッコリほほ笑んだ

彼女は「え？」という顔をする





　「甘露寺ちゃん、私の代わりにたくさん食べてね♪」





「「・・・え？」」






　誰も”私が”受けるとは言っていない！

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