まだまだ鍛錬不足です 番外or短編【鬼滅の刃】【煉獄杏寿郎】

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男二人の声に我に返る

ああ、俺は今 居酒屋だったと現実に引き戻される



　ここに・・・ ”Aはいない”



「A・・・俺と一緒になれば 屋敷には千寿郎も父上もいる

　任務中でも猫くらい面倒をみてくれるのに・・・



　何故俺の所に嫁に来てはくれないのだろうかっ！？」



『いや、まず告白すら真に受けられていないよな お前？』

宇髄の言葉に彼をギロっと睨みつける

「おお、怖い怖い」と彼は降参のポーズを見せるが
その顔はこれでもかというほどに笑っている


「それを告白がてら言えばあいつなら簡単に落ちるんじゃないのか？」という
伊黒の言葉に少々考える



　 なるほど・・・ ネコで釣れば・・・(プライドなどもはやない)




『こいつ本気で考え出したぞ 伊黒』

「なんであれ さっさとくっつけ。中途半端だから甘露寺が ネチネチネチ」




昼間、何度か自分を見てほしくて、かまってほしくて
彼女の髪に手を伸ばしたり、ぐりぐりと彼女の肩に頭を押し付けたりしてみたことを思いだす

しかしAには「子猫を触りたいんですね？」と勘違いされた


笑顔で子猫を差し出された君を、正直食いたかった(性的な意味で)



　 俺がなで繰り回したいのは君であり


　 なでくり回されたいのも 君だけである！！！



子猫の頭をなでるが、子猫は俺がお気に召さなかったようで
すぐにAの首元によじよじと昇って行った

それにAの体がびくっと反応し、あれは・・・





「Aは・・・首が弱い」(ボソッ)



　ああ、触れたい

　なでたい

　甘い声を俺に聞かせてほしい！！



「おい煉獄、今日はもう帰れ。 頼むから帰れ」



伊黒の声がする(幻聴か？？？)




　ああ・・・



　 Σ 「Aに会いたい！！！」




『これ A呼んだ方が早くないか？』





Σ 「Aっ！！！？



　 ・・・(いない)




　 Σ 宇髄！ 先ほどから Aの名前を勝手に呼ばないでもらおうかっ！」




『うん、それ俺の自由な？』



伊「すまない、勘定を頼む」




今、自分は居酒屋にいることも忘れ、「A」「A」と君の事を思い出し、ぼやく


意識が遠のく中、”君”の声が聞こえた気がした

伊黒が「俺はこの後寄る場所があるのでな」と俺の体が誰かに寄りかかる



　 いい・・・香りがする


　 宇髄の香水？



いや・・・ それよりももっと・・・







　「何やってるんですかね この柱様は」

5　オマケ（夢主視点）※煉獄壊れ注意→←3

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