まだまだ鍛錬不足です 番外or短編【鬼滅の刃】【煉獄杏寿郎】

〇〇が子供になりました ページ6

任務が終り、無事鬼の頸を狩り、報告も済ませた

私は自分の仮宿に帰って休もうと本部の庭を歩いていたら
何やら出口のあたりが騒がしい

見ると数人の柱としのぶさん、蜜璃ちゃんが子供らしき人物を追いかけていた

「え？」と自分の目を疑う

彼らはその子供を捕まえようとしているようなのだが
その子はその腕をするりとかわしていた


　動きが早い！

　新種の生き物？？


というか・・・



　(なんかあの子供・・・ めちゃくちゃ見覚えが・・・(汗))



「！ Aさん！ その子捕まえて！！」

「！？」


私を見つけたしのぶさんが私に叫ぶ



　いやいや、しかしその子供は今出口に向かって走っていて

　私がいる所とは方向が違うわけで



「ははははっ！！ なんだ！？ 加勢か！？


　誰が来ようと 俺は誰にもっ・・・ ・・


　！！！」



その子供と目があった・・・気がした

その大きな瞳がより大きくなったようで
何故か子供は向かう先を変え、私の方へ走ってくる

というか突進してくる


　「？？？」


とりあえず子供の身長に合わせかがんでみた

「おいで」とばかりに手を広げてみると
その子は嬉しそうにそのまま胸の中に飛び込んでくる


　うん、まさに突進・・・


突進された勢いに一瞬後ろに倒れそうになったが耐える！ 耐えた！


　 後ろに倒れてこの子供をケガさせるわけにはいかない！




　Σ 「「「っ！！ はぁぁぁぁっ！！？？？」」」


　「さすが Aさん！」


「っぐ！！」



子供を追いかけていた柱の方々から驚いたような声が上がっていた

私は胸にがっしりしがみついた子・・・ 男の子を見下ろしてみた



　毛先が赤い金の髪


　そしてぎょろっとした大きな瞳と目があった



・・・うん、見覚えがどうとかいうレベルの話ではなかった



　 「・・・炎柱様の”隠し子”？」



甘「うん、Aちゃん。 その誤解はやめてあげて？？？

　・・・師範が後で泣くと思う(汗)」


「よもっ！！ 俺は隠し子ではないぞ！ ちゃんと父上の子供だ！」


「俺の父上は煉獄槇寿郎だ！」と彼が大きな声で叫ぶ

そして音柱様に襟首を捕まれ私から離されようとするが
がっしりと私の服をつかんで離さない



「槇寿郎さんに・・・隠し子が？？ いやいやまさか・・・


　Σ 彼は瑠火さん一筋だっ！！ 浮気などするはずがない！！」

　

「？？ うわ、きとはなんだ？」


「うん、ごめんね。今の言葉は忘れようか？？？」

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