四話 ページ5
「ふざげな馬鹿野郎！私は裏方なんだよ！！情報集めたり、あんたら実行部隊をサポートする仕事なの！」
影山「そこをなんとか！もうAしかいないんだよ！」
「嫌！絶対に嫌！前線なんか出たくない！」
ギャーギャーと叫び声が響く。
しかしこればかりは譲れない。私は人と話すのが得意ではないし、臨機応変に対応なんてできない。はっきり言って向いてないのだ。
何より恨みを買いたくない。女の恨みは深いんだぞ。
おまけにメンヘラときたら確実に刺される。仮に上手く行ったとしても、私の命はないだろう。
「私は人をオトせるほど器用じゃないし、彼女さん刺激させるだけで骨折り損じゃん！」
基「いや、それでいいんだよ」
悪い笑みを浮かべる基くんに、理解ができず首を傾げた。
基「例えAが鈴木大河をオトせなくても、それっぽくして彼女さんを不安にできたら良い」
「よくないわ！それが嫌だって聞いてなかったんか!?」
基「こっちの話も聞けって。そうなりゃ彼女さんは、間違いなくAに手を出してくる。警察沙汰にでも仕立てちゃえば、さすがに別れんだろ」
あまりにも極端な発想だ。
でも、確かに一理ある。
犯罪者と付き合い続ける人はなかなかいないだろうし、鈴木大河の優しさに訴えかければこちらに分がある。
少々乱暴な手段だが、可能性は高い。
いやそれにしたって、私のリスクでかすぎんだろ！300万でもやってやれるか！！
「警察沙汰になるほどの被害を受けなきゃならないとかあんまりだ！」
横原「要は俺らがサポートに回って、大袈裟に見せればいいんだろ？演技だと思え」
松井「大丈夫だよ！Aちゃんは、俺たちが絶対守るからね！」
不安しかない。
心の底からやりたく無いが、松井くんの上目遣いが私に刺さる。
ちくしょう、チワワみたいな可愛さしやがって…
「ああもう！やればいいんでしょ！その代わり本気で危険な時は、絶対に助けてくださいね！肉壁になってでもな！！」
こうして非常に不本意だが、私の『ハニートラップ大作戦』(笑)が始まった。
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だるみちゃん(プロフ) - お返事ありがとうございます！更新されてて嬉しかったです！終わってしまったのが寂しいですがとても楽しく読ませて頂きました！ありがとうございました！ (1月23日 2時) (
レス) @page24 id: 6f86d707db (このIDを非表示/違反報告)
カケル(プロフ) - だるみちゃんさん» コメントありがとうございます！もうしばらくお話が続きますので、お待ちくださると嬉しいです！ (1月11日 21時) (レス) id: 2b08734d0c (このIDを非表示/違反報告)
だるみちゃん(プロフ) - 去年、このお話に出会い続きを楽しみにしています！ (1月2日 23時) (レス) @page18 id: 6f86d707db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カケル | 作成日時：2023年11月22日 11時
