空、高く【ONEPIECE】 (ページ7)

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派遣5日目ページ7

『対話による交渉を望んだ空軍と、容赦なく攻撃を仕掛けてきた海軍』

『これ以上交渉や協力することは不可能と当時の空軍元帥が判断し、今のような状態に至ったということです』

「……」

淡々と話す私をじっと何も言わず聞く二人

何を考えているのか、さっぱり分からない

分かりたくもなかった

『過去も今も、同じ信念を抱いているのは事実かもしれません。しかし、過去に起きたことも事実です』

じっと大佐殿の目を見て

『我々空軍は協力要請の承諾をするために来た訳ではありません。』

ゆっくりと事実を伝える

『敵情視察に来たんです。』

そう言った瞬間に二人の表情は驚きと混乱に染まっていった

『…こんなものでいいでしょう、私たちは私たちで自由に行動させていただきます
どうか足元すくわれませんように…』

「なん、だと…！」

そう私が言い切ったところでついにあちらも声を張り上げた

「やめてくださいヘルメッポさん！」

私の挑発に怒りを隠せない少佐殿

私に飛びついてきそうなところを大佐殿に止められている

こんなに乗っかってくるとは思わなかった

『……』

「A大佐…ここまで言っちゃってよかったんですか？」

『いいよ、…本当の事なんだから』

ウソを言ったつもりはない

焦りを隠せない大佐殿らとは対照的な私たち空軍

『…さて、そろそろ…』