空、高く【ONEPIECE】 (ページ5)

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派遣3日目ページ5

私が顔を向けた瞬間、相手の目が驚きの色に変わった

『…まさか女性だとは、って顔してますね』

「い、いえ！別にそんなことは…」

表情、動作から図星だとわかってしまうぐらいに彼は動揺していた

『別にそこまで気にしていませんから大丈夫ですよ』

空軍の中でも女性は少ない

きっとメアルのほうも驚かれているはずだ

「ここまで来るのは大変だったでしょう？」

『いえ、別に』

「……」

元帥殿への挨拶を兼ねて本部内の案内をしてもらっている間に、海軍大佐殿は会話を広げようと様々な質問を投げかけてくれる

それを冷たく返すせいでかなり困ったような表情になっていた

「おい…」

「あれって噂の空軍か？」

ここは海軍本部、もちろん多くの海兵とすれ違う

そのたびにそのような声が聞こえてきた

「やはり…肩身が狭いですね」

『そりゃあ…なかなか見ないし、会う機会だってないから』

そんな話をしているうちに、小さな談話室に通された

テーブルと椅子が用意されていて、促されて席に着く

「さて…案内も終わったことですし…」

『本題、ですね』

これまで何もなかった空気が一瞬で緊張感に包まれた

『…』

笑顔で話す大佐殿と正反対に無表情で聞く自分

「…、我々海軍としては、空軍と協力していきたいんです」

『…そうですか』

相手にはどう映っているのだろうか