本職バスケの特殊系男子が全日本代表にお呼ばれした話

決断 ページ4

「お前こないだバレー部の助っ人入っただろう。
相手チームが、相当の強豪だったからバレー協会のお偉いさんが来てたみたいでな、どうもお前のプレーに思うところがあったようだ。」





『でも俺あの時なんの役にも立ってなかったよね？むしろただ足引っ張ってたよね？』





「あぁ、それは俺も気になるとこなんだけどな。」





ちょっとは否定して欲しかった.......！






『まぁ、何かの間違いデショ。俺は行かな「いや、行け。」』






『は？何でですか？』






「お前、最近伸び悩んでただろ。自分の体格がバスケに向いてないから全然成長できないことに苛立ってる。





違うか？」






図星だった。流石西津先生、やっぱりお見通しだったか。






「バレーでだってお前のあの能力は活かせる。むしろ体格的にお前はバレーに向いてる。どうだ？行くだけ行ってみないか？」





西津先生は俺の秘密を知った上でずっと傍に居てくれた人だ。





『はい』





だから俺は、先生の言葉を信じて、代表選手の強化合宿に行ってみることにした。

とりあえず行ってみる→←きっかけ2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す