仲良しJUMP 17

ゆーと ページ19

大貴side


慧「早かったじゃん」

大「マネージャーが飛ばしてくれた。な、山田。裕翔大丈夫だったろ？」

涼「…ん…はぁ…」

大「ゆっくり呼吸して…外行こっか」



ずっとこんな感じ。

まぁ、そりゃ仲間の苦しむ姿は苦しくなるけど…山田がしんどくなっても、裕翔が苦しくなっても俺らがいるから大丈夫だって。俺は胸を張ってそう言える。



大「落ち着いた？」

涼「…こわい」

大「そうだな。怖いよな。無理しなくていいんだよ。多分しばらく裕翔寝てるし、ゲームでもして気を紛らすのもありだよ？」

涼「んーん」

宏「…涼介怖かったよな」

大「あ、薮くん」

宏「大ちゃん交代するよ」

大「わかった、よろしく」



俺ばかりで山田みてても変わらないかもしれないし、薮ちゃんに任すのは安心するかもしれない。



慧「あ、大ちゃんこれいる？」



病室は楽屋のようなテンションでみんな過ごしてて俺自身もほっとして力が抜ける。


侑「びっくりした」

大「ごめん。ちょっと疲れが抜けた」

慧「疲れが抜けるってどういうことよ。大ちゃんまで倒れられたらそれはもう俺らみんな困るからちょっとでもなんかあったら言ってよ？」

雄「みんないつも通りに見えて不安だからね」

慧「そうだよ。俺なんてずっと手震えてるし」

侑「でもさ、僕たちみんながいるから怖くないなって思った」

裕「…みんな？」

侑「ゆーてぃー！」

大「裕翔！大丈夫か？」

裕「今は大丈夫。ちょっと痛いけど…」

慧「肺に穴空いてたらしくて、埋めてるけどもしなんかあったら言ってくれよ？」

光「よかった〜」

裕「光くん泣かないでよ」



…とりあえずほっとした。

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