仲良しJUMP 15

こーた ページ29

8年ぐらい前の設定です。


宏太side



慧「珍しいね」

宏「俺もびっくりした」



今日はJUMPのミーティング
近況だったり今後について話し合う会なんだけど、朝起きた時からだるくて、楽屋に着いて寝てたら知念に熱と指摘され、測れば38.1度としっかり発熱してて。

来てしまったもんは仕方ないと、ミーティングを終えて帰宅したところ。

なぜか伊野尾が家にいるんだけど。



慧「着替えた服洗濯してくるから貸して。うわ〜もぉ、台所片付けてないし何これきったな」

宏「お前の部屋も散らかってるだろ」

慧「まぁね。でもリビングとかは母ちゃんが片付けてくれてる。

宏「はぁ〜うぜぇ〜だいたいなんでお前がいるの」

慧「知念に頼まれたんだもん。薮ちゃん1人にしとくの心配だから伊野ちゃんよろしくって。俺の良心が断れなくてさ」

宏「まじでなんかうざい」

慧「まぁまぁ」

宏「うぜぇ〜」



腐れ縁と言い続けてる伊野尾だから安心感はあるけど、こう体調悪い時ぐらい光とかいるじゃんか…
知念と一緒にスクール革命なんだろうけどさ。



慧「なんか食べられる？」

宏「いらねぇー」

慧「朝から食べた？」

宏「食ってない」

慧「ダメじゃん。食べないと」

宏「食欲ねぇーもん」

慧「でも食べないといけないでしょ」



伊野尾、お母さんによく似てるな。まぁあんま知らないけど。

どこからかレトルトのお粥を温めてお皿に乗っけてくれた。



慧「ほら、食えるだけ食え〜」

宏「何してんの」

慧「課題。」

宏「ちゃんと学生やってんだな」

慧「当たり前じゃん」



…忙しいなら来なくてよかったのに。



慧「えぇ〜ゼミ明日急に入れてくんなよ。明日取材あるし」

宏「大変そうだな」

慧「全然、これは先生が急に入れたほうが悪いから休む。って事で課題今しなくていいや〜」

宏「元々いつの予定だったの」

慧「明後日〜」

宏「そっか、明後日オフだったな」

慧「そうそう。基本俺オフなのに取材の日に入れてくるんだよ〜ツイてねぇ〜」

宏「なんか悲しいこと言うなよ」

慧「だって見てよ。山田とか知念とかの予定ばっかりじゃんこのスケジュール。今日もさ、ミーティングで山田と光にもうちょっと頑張れって言われるし」

宏「学業との両立出来てるだけですごいけどな。って何？俺伊野尾のカウンセリングなの？」

慧「あ、忘れてた。薮、具合悪かったら寝てていいよ」


なんのためにこいつは来たのか。考えても無駄な気がするし、頭いてぇーから一回寝るか。

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