仲良しJUMP 15

りょーすけ ページ14

雄也side


有岡くんがどこか行ったなーと思ったら、額に汗滲ませて走ってきたチーフ。



雄「山田まだ気分悪い？」

慧「ちょっと熱測るね」



薮くんがチーフとなにやら話して、俺ら半分意識のない山田がどこかに行かないようにいつも以上に声をかけながら看病する。



宏「涼介、落ち着いたら車で病院向かおうな」



裕翔は荷物をまとめてるし、さすがだな〜って。



涼「ゆぅや…」

雄「どうした？しんどいな。病院行ける？」



ゆっくりだったけど頷いたから大丈夫かな。



慧「山田熱高すぎるけど、熱い？寒い？」

雄「何度？」

慧「40度手前」



どうしたらこんな高熱出るだよ。



慧「温度もわかんないか…」

雄「伊野尾くん、山田乗っけてもらっていい？」



ほぼ無理やり俺の背中に乗せてマネージャーの車に乗って病院へ。




涼「いや。いやだ」



病院で点滴を打ってもらって脱水は落ち着いたから、山田の家に帰ってきたけど、熱下がらなかったらと渡されてた座薬を入れようとすると、嫌だを連呼する。



雄「まだ39度あるじゃん、しんどいでしょ？そんな逃げ回らないの。明日お仕事休めないでしょ？ベッドで横になりな」



廊下にぺたりと座り込んだと思えば余程しんどかったのか、ゆっくりと横になっては動かなくなって…それはもう本当に幼稚園児の熱出した時と一緒。

ねぇちゃんの子どもが熱出してねぇちゃん仕事に行かないといけないからって預かったことあるけど、その時と同じすぎてウケるよね笑



雄「ほら、もうしんどいんじゃん。明日も仕事あるんだから熱下げるためにね？座薬入れる機会はないけど、入れるのには自信があるから！」

涼「…どういうこと？」

雄「そういうこと。ほらおいで。」



…俺、伊野尾くんに似てきたか？笑

やらなくていいとか言ってしまったけど、あまりにも熱が高くて俺が心配だから頑張ってもらうことに。



涼「ん…いやっ…あ…んっ…いたっ…」

雄「ほらパンツ上げるよ」



なんとか押し込み、少ししたらすうすうと寝息をたてはじめて安心。早く元気になれよ！

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