仲良しJUMP 15

いのやぶ ページ7

大貴side



本番を何度か終えて、トイレに走って行ったちゃんが戻ってきていつも通りの楽屋。



慧「やばかった…収録中ぜってぇー顔やばい」

大「隣でめっちゃお腹キュルキュル言ってるから心配だったよ」

慧「本当に、歌って踊ってする訳でもなくてよかった…」

侑「ねぇ宏太知らない？」



そういや、薮くん今日全然姿見てないな。




光「どこ行ったんだろうね。収録前もあいつ見当たらなかったし」

侑「トイレにもいなかったんだよね？」

慧「いなかったよー、な。たかき」

雄「うん、いなかったー。」

光「雄也が言うなら間違えないか」

大「ちゃんあったかいのなら飲めそう？」

慧「喉は乾いてるよ。ただ腹が痛むだけで」

大「じゃあホット見てくる」

涼「俺コーラ」

裕「俺スポーツドリンク」

涼「ありがとうね、大ちゃん」

大「え？なんでそうなる笑」

光「俺はいつものコーヒーで」

雄「どーしよ〜オレンジジュース！」

光「子供だなぁ〜」

侑「どうしよ、僕…決められないわ、見て決める」

大「優しい〜一緒に行ってくれるの？」

侑「違うよ、僕が飲みたいものを決めるだけだから」




なんだかんだ言うけど優しい知念と自動販売機の前であいつはこれだ、あいつはそれだと言い合いながら買って、楽屋に戻る途中に見覚えのある影が見えた。




侑「あれ？宏太なんでこんなところにいるの？」

宏「あ、えっと」



それは紛れもなく、さっきから姿の見えなかった薮ちゃんが、廊下にあるソファーに座ってた。



大「喧嘩？イライラしてる？」

宏「そうじゃなくって…」

侑「うわぁ、手とても冷たいのに手汗すごいよ」

宏「あ、その…」

大「ん？」

侑「お腹痛めてる？」

宏「え？」

侑「伊野ちゃんとおんなじ音してる、お腹から」



あっさりと知念にバレて、少し廊下で一緒に腰掛けることに。

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