第15話 ページ16
―乙骨憂太視点―
「ほっほーう」
僕の発言を聞いた瞬間、パンダくんは何か意味ありげな
含みを持たせた相づちを更に返すと
次の瞬間には
謎の大きなOKサインを真希さんに送っていた
一体何の事…？
「何勘違いしてんだ、殺すぞ！！！！」
「照れんなや！！小学生か！！」
「おーし殺す！！ワシントン条約とか関係ねぇかんな！！」
瞬間、真希さんが時の如くブチ切れだした
その光景を僕はただ狗巻くんの横に立って呆然とみてることしかできなかった
『憂太君、何のお話ししてたんですか！？』
立ち尽くす僕に急に声がかかったと思えば
さっきまで五条先生に耳を塞がれていたA先生の姿がすぐ横にあった
五条先生から解放されたのかな
「えっ…あっ…いやぁー…―」
さっきの件もあり、まともにA先生の顔も見れなければ
話すこともできない…
あぁー！！もう！
ただでさえあんな話恥ずかしいのに
五条先生が余計な事言うから…！！！
頭の中で叫んでる僕にA先生は心配そうに顔をのぞき込んでくる
『憂太君、大丈夫ですか…？』
あぁー！A先生！！
どうかお願いです！
そんな純粋な眼で僕を見ないでください！！！
困っていた僕は助けを求めるように五条先生を見た
”絶対に、Aには教えちゃ駄目だから！！”
そんな僕に、五条先生は首を横に激しく振りながら手でNOと言うように
×サインを作っていた
そ、そんなぁー…！！
ど、どどっ…どうしよう…！？
すごく返答に困って悩んでいた時だった
「いくら、ツナマヨ、こんぶ」
突然おにぎりの具の単語が聞こえた
『あっ、本当ですねー！棘君！任務があるのすっかり忘れてました』
「しゃけ」
どうやら声の主は狗巻くんだったらしく、それを聞いたA先生はピタリと一瞬動きが止まった
どうやら任務を忘れていたらしい
『うっかり忘れるところでしたー！』
A先生はそう言うと
”棘君、助かりました”
と狗巻くんにいつものように微笑んだ
『では、任務に行ってきますね！皆さんまたです！』
A先生はそれだけ言うと
小走りで来た道を戻っていく
『紅茶に合うお菓子お土産で買ってくるので、お茶会ご一緒にしましょうねー！』
最後にそれだけ言い残すと任務へと出かけていき、姿を消した
た、助かったー！！！
「はぁー…」
何とか回避できた事に僕はため息が出た
そんな中でも、真希さんとパンダくんの取っ組み合いは続いていたのだった…
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エラ(プロフ) - プスメラウィッチさん» 貴重なご意見誠にありがとうございます。私の願望も入ってしまうことは多々あるかと思いますが、ご希望になるべく添えるよう頑張りたいと思います！温かく見守って頂ければ幸いです。 (2022年3月11日 2時) (
レス) id: 8b38394c2b (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - エラさん、できれば本編も五条悟オチでお願いします🙏 (2022年3月7日 12時) (レス) @page4 id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
エラ(プロフ) - プスメラウィッチさん» 初めまして、そしてコメントありがとうございます。正直に言うとオチは正式には決まっておりません。皆から愛されて欲しいなと思っていたので。なるほど、五条悟オチですね！是非参考にさせて頂きたいと思います！応援ありがとうございます！本編も頑張りますね (2022年3月2日 14時) (レス) id: 8b38394c2b (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - エラさん初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？本編も頑張ってください。応援しています。 (2022年3月2日 13時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エラ | 作成日時：2022年1月19日 2時
