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#13-誕生日編7- ページ13

まるでお城のような外観のこの建物は
大好きなテーマパークの目の前にある、大きなホテル。



おしゃれなエントランスを抜けて、最上階の大きな扉を前にして...。




日「貴方?開けて?」



貴『無理無理無理お腹痛いド緊張で手震える吐きそう』



日「ねぇ雰囲気よ、ねぇ」





いいから開けて、と急かされて、恐る恐る手をかける。
少し押すと開く扉...最高の景色が広がっている。





貴『...わぁ、なんだ、こりゃ』





白と淡い黄色を基調とした、なんともセレブリティ溢れる家具。
窓を開ければ小さなバルコニー、でも2人ならちょっとしたダンスフロア。




人生でたった一度でいいから、堪能したいと思っていた。
長い長いこの人生で、私が最後に愛する人と一緒に。





日「貴方」





その声に振り向くと、綺麗な制服を着た女性が2人。
私の手をとって、「またあとでね」と耳元で囁く。





さぁ、魔法の時間の始まり。

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作者名:Ray | 作成日時:2018年2月21日 23時

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