102話：鹿とボール ページ10
あたし達は奈良に着いた
しかし厳重の警戒態勢のために、奈良公園に入れず立ち往生
今瞳子さんが警備員の人たちを説得している
栗松「中には入れそうにないでやんすね」
染岡「ここまで来て門前払いかよ」
みんな窓にべったりくっついて見ている
円堂「俺、お巡りさんに頼んでくる！」
秋「ちょっと、ここで待てって監督に言われたじゃない」
すると夏未ちゃんは携帯を取り出して誰かに電話をかけ始めた
夏未「もしもし、場寅、お父様に繋いで」
理事長？
すると何故かいきなり通してもらえることになった
壁山「ふぅ、入れてよかったッス」
夏未「はい、助かりました。ありがとうございます、理事長」
A「り、理事長って一体…」
土門「どんなけ顔広いんだよ、理事長って…」
あたし達はボロボロになった公園内を見渡す
円堂「こりゃひどいな…」
染岡「畜生、エイリア学園め」
円堂「よし！必ず奴らの手掛かりを掴むぞ！」
「「「おお！」」」
あたし達はばらばらになって何か手掛かりを探すことになった
が
A「どういう状況…これ…」
一之瀬「A…鹿せんべい持ってる？」
A「持ってない。壁山は持ってたよ」
鬼道「ここまで動物に好かれる人はなかなかいないぞ」
A「知らないよ」
そう、あたし今、鹿4頭に囲まれて行動しています
だって勝手についてくるんだもん！！
A「まあかわいいからいいんだけどね。ふふ、いい子だな、お前」
あたしが手を差し出すと、鹿は顔を擦り付けてくる
可愛い…
「あったッス〜！」
壁山の声が聞こえた
池の周りに行くと黒いボールを真ん中に置いて囲んでいるみんながいた
どうやら重いらしく、円堂が持ち上げるのに苦労していた
風丸「…お前何やってんだ…？」
A「だーかーら！勝手についてきたんだってば！だからこうしてみんなから少し離れて見ているんでしょ」
みんなはボールに夢中
はあ、可愛いなこいつら…
あたしは鹿に夢中
するとどこからともなく男の声が聞こえた
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希(プロフ) - 続きが気になるので２のパスワード教えて欲しいです！ (6月6日 15時) (
レス) id: 2137f6455a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐音 | 作成日時：2017年3月4日 3時
