凛として咲く花の如く【イナズマイレブン】Ⅲ (ページ42)

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134話：どこにもページ42

今なんて言った？

風丸の口から「神のアクア」というワードが出た

そんなに力を求めていたなんて…

風丸「世宇子中が使った神のアクア。あれを飲めばすぐにパワーアップできるだろ？世界を救うためなら使っても許されるんじゃないか？」

円堂「何言ってるんだ！神のアクアなんかに頼っちゃだめだ！それじゃああの影山と同じになっちまうぞ！エイリア学園はサッカーで人を傷つける。だからこそ俺達は正々堂々と戦って勝たなきゃいけなちんだ！」

静かな夜に円堂の声が響いた

風丸「悪かった。何焦ってるのかなあ俺。忘れてくれ」

円堂「特訓特訓！なろうぜ！風に！」

風丸「あぁ」

円堂「そろそろ戻ろうぜ」

風丸「先に戻ってくれ、すぐに行く」

円堂「わかった」

円堂はキャラバンに戻り、風丸は上に残っていた

円堂にバレないようにやり過ごす。

しばらくして風丸が降りてきた

風丸「A…！まさか聞いていt「1人で焦らないでよ」…A…」

気づいたら声を出していた

A「力が欲しいのはわかる。誰だって強くなりたい。でも！…嘘の力はいらないよ…」

風丸「嘘の力…」

A「これから一緒に力をつけていこうよ。それでエイリア学園を倒そ？一人で無理でもみんなとならもっとすごい力になるよ」

風丸「…ああ、そうだな。悪かった。もう大丈夫だ」

そう言って優しく微笑む風丸

無理してるの丸わかりなんだよ、馬鹿

風丸「そろそろ戻ろう、風邪をひく」

風丸は歩き出す

A「ねぇ風丸、少し練習していかない？」

風丸「な、お前時間を「いいからいいから」はあ」

風丸の腕を引っ張って行く

しばらくの間2人で走り回ってボールを蹴った

自分の出来る限りで風丸の力になろうと思った

A「この時にこうして、ここをつくととれる」

風丸「なるほど」

A「んで、こうすると早く動けるよ！」

風丸「わかった、やってみよう」

そんな感じで二人で２時間くらい特訓して、そろそろ戻ろうという話になった

風丸が前を歩く

なぜかその背中は儚げだった

A「風丸っ…」

風丸「どした？」

A「君は…どこにも行かないよね…？」

その背中は

どこかへ行ってしまいそうだった。

それが怖くて風丸のジャージの裾を強く握っていた

風丸「大丈夫だって。ずっと側にいるから」

A「ほんとだよね…？」

風丸「ああ。だからそんな顔するな。」

A「…うん」

風丸「戻ろう」

A「うん」

その日はそうして別れた