131話：紅白戦 ページ39
次の日から吹雪を入れての特訓になった
白恋中のみんなは吹雪が雷門のユニフォームを着ていることに声を上げていた
あたし達は紅白のチームに分かれて練習することに。
まあ始まったけど
風丸が吹雪にボールをとられた瞬間
染岡「風丸何やってんだ！行くぞ！」
風丸はすぐに吹雪に追いつく
風丸「スピードはお前だけのものじゃない！」
風丸に追いつかれるが、吹雪は味方にも誰にも渡そうとしない
一之瀬「吹雪！無理するな！」
鬼道「こっちに回せ！」
吹雪は二人の言葉を無視する
吹雪がマフラーを握る
すると
吹雪「よっしゃぁぁぁぁ！」
また吹雪の雰囲気が変わった
まるで別人だ
吹雪「どけどけどけ！」
次々と白のみんなを抜いていく
一之瀬「勝手すぎるぞ…」
目金「僕らもう完全に無視されてますよね」
染岡「ちょっと待ったー！」
吹雪「え？」
元に戻った
染岡「お前な、鬼道も一之瀬もこっちに回せって言ってるだろ」
吹雪「だって僕いつもこうしてたし」
染岡「白恋じゃそうでもうちじゃそれが通用しねぇんだよ！お前は雷門イレブンに入ったんだ。俺達のやり方に合わせろ！」
吹雪「そんなこと急に言われても…そういう汗臭いの疲れるな…」
染岡「誰が臭いって！？誰が！？」
一之瀬「まぁまぁまぁ…」
土門「落ち着け染岡！」
土門と一之瀬が抑える
目金「とは言え、世界トップレベルのチームの中には個人技を生かしたプレイスタイルを重視したところもあります。吹雪君を中心とした白恋中はまさしくそうしたタイプなのでは？」
染岡「うちはうちだ！白恋じゃねえ！どんなにスピードがあろうと、こんな自分勝手なやつと一緒にやれるか！無理なんだよ、こいつに豪炎寺の代わりなんて」
まだ分かってないのか
A「そりゃそうだよ。何を当たり前なこと言ってるの」
染岡「だったら」
A「豪炎寺の代わりは無理に決まってるよ。豪炎寺は豪炎寺。吹雪は吹雪なんだよ。
吹雪だけじゃなくて、あたし達も合わせなきゃいけないんじゃない？」
風丸「俺は吹雪に合わせてみるよ」
風丸が口を開いた
風丸「俺には吹雪のあのスピードが必要なんだ。エイリア学園からボールを奪うには、あのスピードがなくちゃダメなんだ。そうじゃなきゃ、また前の繰り返しだ」
おそろしく弱々しい声だった
風丸を見てみると
自分には力がない
だから吹雪に頼るしかない
そんな顔をしていた。
やめてよ、そんな顔…
見てるこっちが辛いよ…
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希(プロフ) - 続きが気になるので２のパスワード教えて欲しいです！ (6月6日 15時) (
レス) id: 2137f6455a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐音 | 作成日時：2017年3月4日 3時
