125話：吹雪士郎 ページ33
彼と別れてさらに雪道を進む雷門イレブン
円堂「白恋中の吹雪か！一体どんなやつなんだろうな！…？」
円堂が染岡の方を見る
つられてあたしも見る
染岡は豪炎寺が瞳子さんに追い出されたことがどうしても許せなかったんだろう
ずっと豪炎寺のいた席を見ていた
染岡「チッ…」
古株「見えてきたよ。あれが白恋中だ！」
白恋中に入るとすごい歓迎ムードだった
荒谷「わぁ！すごい！本物の雷門中だ！」
居屋「あの日本一のチームがここにいる！サイン頂戴！」
雪野「あー！噂の目金君だぁ！」
おう…鼻水…
雪野「握手握手」
目金「うわぁ…ベトベト…」
…なんかドンマイ、目金
空野「ようこそ白恋中へ！円堂君！」
円堂「すっげー！みんな俺達のこと知ってる！」
目深「そりゃあもう」
壁山「FFで優勝した実感、ようやく湧いてきたッス」
A「ちょっと円堂」
風丸「目的はそれじゃないだろ」
あたし達は苦笑しながら言った
円堂「あ、そっか笑」
瞳子「吹雪士郎君は？どこにいるのかしら」
荒谷「吹雪君？今頃スキーじゃないかな。今年はジャンプで100m目指すって言ってたもん」
スキーかぁ！
居屋「いや、きっとスケートだよ。三回転半ジャンプが出来るようになったって言ってた」
へえ！すごいなぁ！
雪野「おいらはボブスレーだと思うなぁ。100km/hを超えたって言ってたよお」
ボブスレーもかぁ
風丸「スキーにスケートにボブスレー…」
A「それで熊殺しでしょ？なんかすごそう」
円堂「そんなにスポーツが出来るなんてすごいやつだな！ますます会うのが楽しみになってきた！」
荒谷「あ」
居屋「帰ってきたんじゃない？」
荒谷「吹雪君だぁ！」
円堂は唾を飲んで待った
荒谷「早く早く！どこに行ってたの？お客さんが来てるよ！」
吹雪「お客さん？」
染岡「なっ」
「「「！？」」」
吹雪「あれ！君たち」
円堂「さっきの…吹雪士郎ってお前だったのか！？」
そこにいたのはさっき雪道で会った不思議な少年だった
染岡「お前が熊殺しか！」
吹雪「あー、実物見てがっかりしちゃったかなぁ。噂を聞いてきた人たちはみんな僕を大男と思っちゃうみたいで。これが本当の吹雪士郎なんだ。よろしく」
そう言って吹雪は綺麗な笑顔で染岡に握手を求める
染岡「ふんっ」
染岡は吹雪を無視して出ていってしまった
円堂「染岡！」
秋「私に任せて！」
そう言って秋も染岡を追って出ていった
A「…勘違いしてる…かな？」
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希(プロフ) - 続きが気になるので２のパスワード教えて欲しいです！ (6月6日 15時) (
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作者名：汐音 | 作成日時：2017年3月4日 3時
