凛として咲く花の如く【イナズマイレブン】Ⅲ (ページ3)

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95話：やろうページ3

A「ったぁぁぁぁ」

少し動くと昨日の怪我が響く

楓「あら、起きていいの？」

A「じっとしていられない」

楓「…ついに動き出したか…」

A「うん。でもいずれはこうなってたんだ。誰かが止めなきゃ」

そんなことを言いながら身支度を整える

楓「あんたどこ行くの？そんな体で」

A「じっとしていられないって言ったじゃん。学校行ってくる」

そう言って学校に向かった

学校に着いてとりあえず部室のあった方に向かう

誰も来ていない

A「こんなことになってたんだね、部室も…」

そう呟きながら部室の看板を拾ってホコリを払う

円堂「やっぱりAも来ていたのか」

A「円堂…秋…」

秋「気になるもんね」

A「うん」

円堂は潰れた入口から入ってサッカーボールを取り出した

ちょうどその時豪炎寺も来た

見渡してみると音無さんや鬼道もいた

夏未「やっぱりここにいた」

秋「夏未さん」

夏未「めちゃくちゃとはわかっていても気になるものね」

円堂「俺はエイリア学園を赦さない！サッカーは何かを壊したり人を傷つけるものじゃない！宇宙人に本当のサッカーは何か教えてやる！」

豪炎寺「俺もだ。やろう円堂」

鬼道「俺もそのつもりでここに来た。もう一度奴らと戦おう。そして勝とう」

レーゼ達がどういう気持ちでこんなことをしているのかは知らない

でも本来の姿ではないことは知っている

微妙な心境だけど彼らの目を覚まさせる

そう決めたんだ。逃げないって。

あたしは持っていた看板を強く握る

A「あたしも戦うよ」

もう始まってしまったことだ

隠れるとかじゃない

止めるんだ、この計画を

逃げないんだ

円堂「よし、やろうぜ！」

染岡「俺達もいるぜ！」

そこには入院を免れた雷門イレブン、土門や一之瀬もいた

染岡「全くお前は…相手は宇宙人だぞ。いつもの調子で“やろうぜ”はないだろうよ」

風丸「どんな相手でも1歩も引かない。それが円堂だ。引かないぜ、俺も」

一之瀬「雷門イレブンの新しい挑戦だね」

土門「入院しちまった半田やマックス達の為にもな！」

そこにいたそれぞれが参加するという意思を表明する

夏未「待って、時間がないわ。怪我しているみんなの回復を待てる？戦うメンバーが足りないのよ」

円堂「だけどやらなきゃ…！」

響木「そうだ！やらねばならん！」

円堂「監督！」

夏未「校長先生！」

火来「着いてきなさい」

それで連れてこられたのはイナビカリ修練場だった