111話：攻撃パターン ページ19
ベンチにて
土門「どうしてAはあいつらの攻撃を見切れたんだ？」
A「ん？あぁーあれは…」
一之瀬「あれは？」
A「なんかずっと見てたらこっち来てあっち行って今度はこっちってなってたのに気づいた」
染岡「こっちあっちこっちって…それじゃ分からねぇだろ…」
A「説明出来ないもん…」
鬼道「それは俺が説明しよう」
風丸「じゃあ鬼道も気づいていたのか？」
鬼道「ああ、Aの言っていることはあながち間違いではない。奴らには攻撃パターンがある」
円堂「攻撃パターン？」
鬼道「あぁ、例えばあのMFが中盤でボールをとった時は1度右のDFに下げてDFで態勢を立て直す。
左のMFがライン際でボールをとった時は後ろのDFを通して女のMFに戻す。そういうことだろ？」
A「へ、あーうん。多分」
一之瀬「そうか、それでボールがあそこに来るってわかったのか」
塔子「いつの間にそんなこと！」
円堂「すげぇぜ二人とも！」
風丸「これならいけるな！」
染岡「奴らの攻撃パターンさえ分かればこっちのもの！後半は点とっていくぜ」
｢｢｢おお！｣｣｣
その間、豪炎寺の視線の先にはやっぱりエージェントがいた
瞳子「甘いわね。確かに2人の言うとおりジェミニストームの攻撃には一定のパターンがある。」
秋「え、監督も気づいていたんですか？」
瞳子「見てればわかります」
秋「すみません…」
瞳子「あなたたち、自分が今どんな状態か分かっているの？今のあなた達は相手のスピードにはついていけない。攻撃パターンがわかったくらいで倒せる相手じゃないのよ」
円堂「じゃあどうしろって言うんですか？」
瞳子「こちらのDFを全て攻撃にあげて全員攻撃するのよ」
土門「そんなにあげるんですか？」
風丸「でもそれではDFがないのも同然…それこそやつらに抜かれでもしたら終わりじゃないですか」
A「だったら抜かれなければいいじゃん」
｢｢｢なっ｣｣｣
瞳子「そういうことよ」
そういうと瞳子さんは行ってしまった
塔子「なんなのあの監督！」
円堂「いやぁ、俺もよく分かんないんだけどさ、でもま、とにかくやってみようぜ！SPフィクサーズに勝てたのも監督の作戦があったからなんだしさ！」
A「そうそう！考えても仕方がない！いざとなったら猛スピードであたし下がるからさ！やるだけやってみようよ！さ、後半始まる！行こ行こ！」
顔に「不満」と書いてあるみんなを適当に宥めてピッチに向かった
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希(プロフ) - 続きが気になるので２のパスワード教えて欲しいです！ (6月6日 15時) (
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作者名：汐音 | 作成日時：2017年3月4日 3時
