94話：最高が最悪に ページ2
円堂「俺たちに限界はない！」
円堂がそう言った
A「はぁ…はぁ…」
俺の肩を借りて立っているAは奴らの動きが見えているのか、俺達の何倍も動いている
そして俺たちを庇うように戦っているからか疲れが見える
風丸「A…？大丈夫か？」
A「大丈夫」
こんな時でも下を向かずに前だけを見据えるA
本当に尊敬するよ
.
.
あー異常なまでに疲れる
これがアレの力か…
半端なく人の力を引き出すなあ…
レーゼ「諦めの悪いものだ。その諦めの悪さがいずれ破滅を招く」
鬼道「諦めの悪いのが俺達の必殺技と言えるんでね」
宍戸「雷門イレブンはいつだってそうやって勝ってきたんだ！」
栗松「宇宙人なんて怖くないでやんす！」
レーゼ「では…2度と我らに歯向かえないようにしてやろう」
そう言うとレーゼは左手を挙げた
それと同時にあたし達に対する攻撃が始まった
あたし達は次々と飛ばされていく
終いには円堂まで
風丸「円堂、大丈夫か」
風丸が肩を貸しているその時にもレーゼはボールを打つ
A「風丸…！」
駆け寄ろうとするが足が動かない
風丸「！」
風丸は円堂を飛ばして自分がボールに当たっていた
レーゼは倒れ伏す円堂の前に立つ
軽くコツンとボールを蹴り、そのままゴールへ
２０−０
差は歴然としていた
レーゼのもとに例の黒いボールが渡る
レーゼ「ゲームセットだ。地球にはこんな言葉がある。『キジも鳴かずば撃たれまい』」
レーゼはボールを投げて校舎に向かって蹴った
一方的なゲームだった
みんなの必殺技はまるで通用しなかった
怪我がひどかった半田、マックス、影野、宍戸、少林は入院が決まった
FFの優勝が決まったその日は
最高の日であるはずだったのに最悪の日になってしまった
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希(プロフ) - 続きが気になるので２のパスワード教えて欲しいです！ (6月6日 15時) (
レス) id: 2137f6455a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：汐音 | 作成日時：2017年3月4日 3時
