第六話…志望校 ページ7
「で、志望校は決まったの？」
『そろそろ決めないとやばいぞ、本格的に』
「それが全然決まらなくてさー。どうしたものか」
「近所のあそこは？学力的には余裕でしょうが」
「あー、ダメダメ！あんなの全然ダメダメだよ！」
「なんで？校舎も最近改装して綺麗になったみたいだけど……」
「制服がかわいくないからやだ！制服がかわいいところじゃないと通えない！」
『通いたくない、の間違いでしょ……通えないはないわ……』
その後も、かわいくない制服を着るくらいならニートになるという情けないにもほどがある宣言をしたエルナに、
「じゃあここはどうだろう」
シグレさんがとあるパンフレットを渡す。それは私の志望校…ミカグラ学園のものだった。
「へー…文化系の部活しかない学園なんだ。珍しいね？」
「もしかしたら唯一かもしれないね。ちなみにボクは漫画研究部の部長だよ」
「……」
『エルナ、反応くらいはしてあげなよ…』
そんなエルナにさえも顔を紅潮させて喜んでいるシグレさん。
この人は病院に行った方がいいかもしれないな…。
するといきなり、
「ガーン！」
『「口に出していうの!?」』
そう言ったエルナが見ているのは…制服のページ。
「なにこれかわいすぎ…。えっちなゲームに出てくる学校の制服みたい！」
「それ褒めてるんですかね!?」
『てか来年花の女子高校生になろうという子がなに言ってるのよ!?』
エルナにとっては褒めているのだろう…だが思考は完全に常人ではない。
大丈夫なのだろうか、この子は。
「エルナちゃんよだれ出てるよ？大丈夫？」
「……ダメ」
「は、はい…？」
─────
いつまで続くんだこの過去編は……。
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紅夜(プロフ) - 面白かったです！！更新頑張って下さい！ (2014年1月18日 15時) (
レス) id: 73057630a6 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 面白いです！(。･∀･)ﾉ゛続きが気になります♪ (2013年10月20日 21時) (レス) id: 1a6ecb40f1 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 清ちゃん本家の小説見たことないけど面白いよ！ (2013年9月8日 20時) (レス) id: 3a5b04ea45 (このIDを非表示/違反報告)
清月@京摩は俺の嫁(プロフ) - ふるーつたるとさん» 私も書きながらそう思っていましたｗｗ←え (2013年8月24日 9時) (レス) id: d85f7e8846 (このIDを非表示/違反報告)
ふるーつたると(プロフ) - きっ消えろだとぅ！だが断る！ｗｗ (2013年8月22日 15時) (レス) id: 8ee3ccd211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清月 | 作成日時：2013年7月27日 19時
