【ミカグラ】爽快系ドローイング【夢小説】 (ページ6)

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第五話…エルナの脳内ページ6

既に志望校を決めた私と、未だに決めていないエルナ。

「もう受験なんてしないから！ニコニコ動画をひたすら見て生きる人になろうと思うんだ。そういう仕事を探そうって思うんだ！」

と現実逃避をしているとエルナのお母さんに呆れた声で電話をもらい、さすがにこれはやばいとエルナの家に来てはや20分。

「でも、私のゴールデンウィークはまだやれるはず！だって私のだよ!?やればできるウィークだよ!?」
「何を言ってるか全然わからないけど、そのやればできるウィークってなによ。やればできる子みたいに言われても」
『ていうかゴールデンウィークに私のも誰のもないよ…』

エルナママの言葉に余裕のない大人だ、と頬を膨らませるエルナ。
余裕のないのはどっちだよ、と言いたい。

「あんたのその根拠のない余裕はどこからくるのよ……」
『ちょっと羨ましいよ…』
「えへへ」
『「いや褒めてないよ!?」』
「私は褒められたら伸びるウィークだよ！」
「だから褒められたら伸びる子みたいに言わないで!?」
『エルナは褒められたら図に乗る子でしょ!?』

「とにかく無事に進学さえしてくれればお母さんは何も言わないからね？ねっ？」

エルナのお母さんは必至だ。まぁあたりまえだが。
そういわれてエルナは学校のパンフレットをぱらぱらとめくる。

「どれもこれも同じような特徴のない学校にしか見えないなー。もっと可愛い女の子をたくさん載せるとか積極的にアピールしないと、取り残されるよ!?時代の荒波に取り残されるよ!?」

なにもっともらしく言っているのかさっぱりわからない。
そこにエルナの従兄、全寮制のミカグラ学園から帰宅許可が出たため遊びにきていたシグレさんがツッコみを入れる。

「エルナちゃんほど楽しそうに生きている子を、ボクは他に知らないよ」

二学年上、容姿端麗のエルナの従兄。その容姿の良さから昔、エルナの友人に「エルナンデスの従兄のお兄さんめっちゃイケメンじゃない?イケイケじゃない？紹介してよー！」と言われたこともあったらしい。
その時エルナは「アイツ、実は男が好きでさ……。特にショタに目がなくてさ……。B Lの薄い本を大量に隠し持ってるんだ……」と大嘘をつき回避したという。
…ちなみにシグレさんに、後日その友人から少年同士の恋愛小説がおくられたそうだ。

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文字数ェ……