第二話…少し前の話 ページ3
私がミカグラ学園に進学すると決めたのは、中１の冬である。
毎年応募している小中学生向けの絵画コンクール。
その時描いた絵はあまり覚えていないが、きっと女の子と男の子を描いて…とかそんな感じだったと思う。
毎年最優秀賞をもらっているコンクールのため、慣れた調子で応募したのを覚えている。
……結果は、審査員特別賞、であった。
何故毎年とっている賞をもらえなかったのか、初めて自分のことを疑った。
結果が来たのは手紙でだったので、最優秀賞の絵はこの時点でまた見ていない。
私は最優秀賞の絵を描いた人へ悔しい感情を向けるとともに、
私より良い賞をもらったその絵が、すごく気になった。
表彰式の日。
小さな会館で行われた表彰式、今までは自分の名前が呼ばれるまでそわそわとしていたのだが、今回は違った。
最優秀賞をとった人の絵。それ一枚を探すため、会場内を歩き回っていた。
歩き回ったといってもいつも自分の絵がある場所なので、すぐ見つけることができたのだが。
目に入った瞬間、なにか魔法にでもかかったように、目を離せなくなった。
圧倒的な色彩センス、構図、画力。
そこらの有名画家と同等以上の絵。
いつのまにか近くから母がいなくなっていたが、それにも気付けなかった。
「…あの…俺の絵になんか用か…？」
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紅夜(プロフ) - 面白かったです！！更新頑張って下さい！ (2014年1月18日 15時) (
レス) id: 73057630a6 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 面白いです！(。･∀･)ﾉ゛続きが気になります♪ (2013年10月20日 21時) (レス) id: 1a6ecb40f1 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 清ちゃん本家の小説見たことないけど面白いよ！ (2013年9月8日 20時) (レス) id: 3a5b04ea45 (このIDを非表示/違反報告)
清月@京摩は俺の嫁(プロフ) - ふるーつたるとさん» 私も書きながらそう思っていましたｗｗ←え (2013年8月24日 9時) (レス) id: d85f7e8846 (このIDを非表示/違反報告)
ふるーつたると(プロフ) - きっ消えろだとぅ！だが断る！ｗｗ (2013年8月22日 15時) (レス) id: 8ee3ccd211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：清月 | 作成日時：2013年7月27日 19時
