第二十九話…エルナの能力 ページ31
スタートの合図が鳴った。
エルナはこれまでに見たことがないほどのスピードで一気に走る。
早いとかそういう次元ではない。…きっと、能力の一種だろう。
一階へ続く最後の会談を一気に飛び降りる。常人なら足を痛めて動けないレベルだが、なんてことないようにエルナは走り続ける。
そして、とある場所に隠れた。
きっと…武器のようなものを持っていないから、ぎりぎりまで隠れて攻撃するつもりなのだろう。
そうこうしているあいだに、ひみ先輩の声が画面から響く。
私はエルナを追跡するモードにしているので、うっすらとしか声は聞こえない。
途端に、エルナが本気の顔になる。
受験の時でも見せなかった本気の顔。きっと、一発ですべてをしとめようとしているに違いない。
シャンデリアの上から飛び降りるエルナ。その手はまっすぐクリスタルに向かっている、が…
「……待ってたよ〜!」
すべて御見通しだったのだろう。大筆を降り、エルナのクリスタルが二つ砕かれる。
逃げ出すために走るエルナ。作戦建て直し、というところなのだろうか。
ガラッ、と埃臭い部屋のドアを開ける。偶然横で見ていた小鳥先輩が、この部屋は立ち入り禁止なのに、と言いながら笑っている。
……おいおい、大丈夫なのか。
そんなことを考えていると、急に画面が黒くなった。
第三十話…オモチャの銃→←第二十八話…突撃☆シグレさん…ちょっと違うか
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紅夜(プロフ) - 面白かったです!!更新頑張って下さい! (2014年1月18日 15時) (レス) id: 73057630a6 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 面白いです!(。・∀・)ノ゛続きが気になります♪ (2013年10月20日 21時) (レス) id: 1a6ecb40f1 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 清ちゃん本家の小説見たことないけど面白いよ! (2013年9月8日 20時) (レス) id: 3a5b04ea45 (このIDを非表示/違反報告)
清月@京摩は俺の嫁(プロフ) - ふるーつたるとさん» 私も書きながらそう思っていましたww←え (2013年8月24日 9時) (レス) id: d85f7e8846 (このIDを非表示/違反報告)
ふるーつたると(プロフ) - きっ消えろだとぅ!だが断る!ww (2013年8月22日 15時) (レス) id: 8ee3ccd211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:清月 | 作成日時:2013年7月27日 19時