第11話 ページ13
Aside
私たちが入口に進むと、小鬼がお辞儀した。
中には2番目の扉がある。銀色で、何か言葉が刻まれている。
見知らぬものよ 入るがよい
欲の報いを 知るがよい
奪うばかりで 稼がぬものは
やがてはつけを 払うべし
おのれのものに あらざる宝
我が床下に 求める者よ
盗人よ 気をつけよ
宝の中に 潜むものあり
ﾊｸﾞ「言っただろうが。ここから盗もうなんて、狂気の沙汰だわい。」
周りを見ると、百を超える小鬼が、細長いカウンターの向こう側で、脚高の丸椅子に座り、大きな帳簿に書き込みをしたり、真鍮の秤でコインの重さを計ったり、片眼鏡で宝石を吟味したりしていた。
私たちは、カウンターに近づいた。
ﾊｸﾞ「おはよう」
ハグリッドが手のすいてる小鬼に声をかけた。
ﾊｸﾞ「ハリー·ポッターさんと、A·シャルルさんの金庫から金を取りに来たんだが」
小「鍵はお持ちでいらっしゃいますか？」
ﾊｸﾞ「どっかにあるはずだが」
ハグリッドが鍵を探している間、私は周りをキョロキョロと見渡し、右側の方にいる小鬼が、まるで真っ赤に燃える石炭のように大きいルビーを山と積んでいるのを見て、
貴『あの宝石、とても綺麗ね。』
とハリーに小さい声で話しかけた。
ﾊﾘ「うん、まるで燃えてるみたいだ。」
ﾊｸﾞ「あった！」
ハグリッドがそう言ったのを聞き、私たちは視線をカウンターに戻した。
小鬼は慎重に鍵を調べてから、「承知致しました」と言った。
ﾊｸﾞ「それと、ダンブルドア教授からの手紙を預かってきとる。」
ハグリッドは胸を張って、重々しく言った。
ﾊｸﾞ「713番金庫にある、例のものについてだが」
小鬼は手紙を丁寧に読むと、
小「了解しました。誰かに両方の金庫へ案内させましょう。グリップフック！！」
私たちはグリップフックについて、ホールから外に続く無数の扉の一つへと向かった。
ﾊﾘ「713番金庫の物って、なに？」
ﾊｸﾞ「それは言えん。極秘じゃ。ホグワーツの仕事でな、ダンブルドアは俺を信頼してくださる。お前さんらに喋ったりしたら、俺がクビになるだけでは済まんよ。」
グリップフックが扉を開けてくれた。
私はずーっと大理石が続くと思っていたので、松明に照らされた細い石造りの通路が現れてとても驚いた。
急な傾斜が下の方に続き、床に小さな線路がついている。
グリップフックが口笛を吹くと、小さなトロッコがこちらに向かって元気よく線路を上がってきた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
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sky doll(プロフ) - Rさん» ご迷惑おかけしますが、その分全力でやらせて頂きます！ (2019年11月23日 8時) (
レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - わかりました！ (2019年11月23日 8時) (レス) id: f789f1d976 (このIDを非表示/違反報告)
sky doll(プロフ) - Rさん» 続き書いてあったんですけど消えてしまって.........。もし宜しければ続編の方へ先に行っていただければ光栄です。もちろん話は飛びますが.........。本当にすみません！ (2019年11月9日 19時) (レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
R(プロフ) - 続きが楽しみです！ (2019年11月9日 8時) (レス) id: f789f1d976 (このIDを非表示/違反報告)
sky doll(プロフ) - 厨二腐女子さん» 大丈夫ですよ！笑 私もあの曲大好きですし！ (2019年10月23日 7時) (レス) id: 15b0779eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sky doll | 作成日時：2019年10月6日 12時
