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中立的立場 ページ1



今日もいつものように騒がしい3-Dの教室。

不思議なダンスを踊ってる奴ら。
キモいから今すぐにもやめていただきたい。

にらみ合いすぎてあともう少しでちゅーしそうな奴ら。
そういったご関係でしたか。

喧嘩をおっぱじめやがった奴ら。
あー、痛い痛い。

スプレーで壁にお絵かきしてる奴ら。
描くなら紙にしなさい。

スプーンを睨み付けてる…、もういいや。


そして、教室の後方では…
互いに睨み合っている2組。

片方には茶髪のふんわりした髪の奴、とんがり金髪野郎、メッシュ入りチャラ男の三人組。

もう片方には金髪のメッシュが入った奴、パーカーを着たオールバック(?)の奴、女の子みたいにかわいいけど怒った顔してるから台無しな奴の三人組。


それを眺めるのは私、葛原A。


そろそろヤバいんじゃないかなと思い、声をかける。


『あ、あのー…』


一斉に向けられる6人分の視線。うわ、怖いんですけど(泣


『そ、そろそろ、仲直りしたら…?』


ニコッとしながら言ってみる。


「Aには関係ねぇだろ。」
「…。」
「いちいち口突っ込むな。」
「黙っとけ。」
「まだ決着は着いてないいんや。」
「うるせぇ。」


…朝っぱらからなんなのよ、こいつら。

仮にも私は女子だぞ…(泣

本当、姉御みたいいな教師が来てくれたらな…。

そんな叶うはずもないことを思いながら私はまたまぶたを閉じた。


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作者名:そらまめ | 作成日時:2014年10月26日 23時

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