EVER BLUE -Beginning story- (ページ8)

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・8・ページ8

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じゃあ行こうか

誰かの声で、入り口に向かった。

　

　

祐「どう？」

「どうって、何が？」

祐「匠海。いい奴でしょ」

「いやまだしゃべってないし…」

祐「しゃべりなよ！」

「なんでそんな怒ってるの…」

　

　

祐「せっかく高校ではうまくいってるんだから、友達たくさんできてほしいなって思ってるんだよ」

「え、」

祐「お前あの時のこと引きずって人見知って全然友達できてないでしょ。もう2年生だよ？」

「…そうだけど、」

祐「大丈夫だよ、もうあんなことにはならないしさせない」

　

　

中学の頃
　

こんなにつらいことがあるのかってことがたくさんあって

　

　

祐基にも、飛鳥にも迷惑をかけた

そのことで特に祐基は責任を感じて、今でも気にかけてくれる

　

　

「…ありがと、祐基」

祐「・・・うん」

　

　

祐基は顔をそらして、前に居る飛鳥のところへ走っていった

―その時祐基の耳が赤くなってたことは、当時の私は気づけなかった。

　

まずはどこに行こうか

そう楽しく話す祐基と飛鳥と志乃ちゃん

　

　

私と、北村くんは黙って3人の話を聞いていた。

　

　

時々目が合ったけど

どちらからともなく目をそらしていた

　

…少し、絡みづらい。

私もだけど、向こうも人見知りっぽい

　

　

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