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*
志「そっか。ううんしょうがないよ、うん。」
そう言って電話を切って、小さくため息をついた
飛「誰から？」
志「小笠原くん。大学の説明会が長引いちゃって来れないかもって」
飛「そっか…志乃悲しいね」
志「やめてよ笑」
志乃ちゃんは、小笠原くんのことが好きなんだって。
ついこの前聞いたばかり。
志乃ちゃんもそれはとんでもなく可愛くて
男子にモッテモテで
でも本人は恋愛はいいやって思ってたのに
志『…好きな人、できた。』
恥ずかしそうに相談してくれた時は、すこし感動した。
「また今度遊べるといいね」
志「…うん」
飛「あ、来た。」
飛鳥が指を差した先には
両手を合わせながら走ってくる祐基
と、後ろにもう一人
飛「誘ってきといて遅刻ってどういう神経してんの？」
祐「反対方向の電車に乗っちゃったんだからしょうがないだろ！」
飛「言い訳したからアイス奢りね」
祐「えええ…匠海もなんか言えよぉ！」
祐基に後ろに隠れていたその人が見えた瞬間、
あ、と思わず声が出てしまって
そえがバレないように口に手を当てた
匠「あ、えっと北村匠海です。おそくなってすみません」
そっか、この人が。
綺麗な顔だな
それに綺麗な声
かっこいいというより、綺麗。
本当に同い年？
祐「ねえまってそれだけ？俺のことかばってくれないの？」
匠「だって俺こっちだよって言ったのに聞かないから」
飛「完全に被害者じゃない」
祐「えええ〜…」
志「小笠原くん来れないって」
匠「ああ、連絡来たよ。」
*
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作者名：まぐろ | 作成日時：2018年6月10日 14時
