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*
昼休み
トイレに行って教室に戻ろうとした時
匠海くんのクラスの教室を横切った
祐基と楽しそうにお弁当を食べている匠海くんがいた
もしかして
私の告白、忘れられてるのかな
まるでなかったことのように捉えて、
私のこと記憶から消してるのかな
だとしたら、すごく悲しい
そんなことを考えてたら悲しくなって、自分の教室に戻りたくなくなって
思わず屋上に来てしまった
なんだかんだ気に入ってよくここに来てしまう
「…はあー」
飛鳥と志乃ちゃん心配するかな
お腹痛いって言っておこう
晃「なんやうんこか？」
メッセージを打ち込んでいると、背中に何か当たって
なにかと思えば吉野くんの膝だった
見上げると彼の顔が近くて、驚きのあまり声も出ない
晃「なにしてんこんなところで」
「そ、っちこそ！」
晃「俺は昼寝。」
「ああそう…」
晃「なんや冷たいなー」
隣に座った吉野くんは、私の顔を下から覗き込む
晃「なんかあったん？」
「、なんで？」
晃「そんな顔してる」
「どんな顔？」
晃「そんなのうまく説明できひんわ」
「なにそれ…」
晃「んま、言いたくないならええんやけどさ。もやもやしっぱなしなんて嫌やんか」
「…」
晃「だからうまいもんでも食いいこ。俺ドリアがええ。」
「なんでドリア？」
晃「ドリア好きやねん」
「吉野くん、なんか子どもみたい」
ムキになる彼を見てたら自然と笑顔になった。
少しだけ身体が楽になる感覚がした
私は吉野くんにお礼を言って、教室に戻った。
そして、放課後
志「…A」
「ん？」
志「話があるんだけど、いい？」
私は再び、屋上に行った。
*
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作者名：まぐろ | 作成日時：2018年6月10日 14時
