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*
放課後
一人教室で悩んでいると、祐基が顔を覗かせる
「…なんでいるの？」
祐「部活」
「へえ」
祐「うっわ興味無さそう〜」
「部活行かなくていいの？」
祐「今休憩中？」
「じゃあ今暇？」
祐「まあ暇っちゃ暇だね」
「…こっちきて座ってくれない？」
祐「え、なになに怖い怖い」
そう言いながらもちゃんと教室に入って目の前の席に座る
祐「なに？進路のこと？」
「…祐基、好きな人いる？」
祐「はあ！？なに聞いてんだよ！！」
「声でかい…いるの？」
祐「・・・いない」
「じゃあ告白したことは？」
祐「なんなのさっきからっ？」
「いいから！」
祐「・・・あるよ」
自分で聞いといて驚いてしまった
そんな…祐基が告白したことあるなんて
「で、どうだったの？」
祐「ねえとりあえず何があったのか教えてくれない？」
私は飛鳥に言われたことをすべて話した
すると祐基は、腕を組んで眉毛を変な形にした
祐「飛鳥は特攻隊長だからなあ〜派手に動かなきゃムズムズしちゃうんだよ」
「言ってることはわかるんだけどさ、でも…」
祐「Aは言えないよね」
「・・・うん」
祐「でも告白って、案外できるものだよ」
「え？」
祐「好きな人を目の前にすると、ぽろっと出ちゃうことあるし」
「祐基もそうだったの？」
祐「俺は、…違うよ」
「なぁんだ」
祐「俺のことはいいんだよ！」
でも難しいな
告白かあ
「告白って、なんのためにするんだろ」
祐「え？そんなの一つしかないじゃん」
祐「好きな人に想いを伝えるためだよ」
まさしくごもっともな答えだった
想いを伝える
匠海くんに…好きって言う
それが、告白…
*
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作者名：まぐろ | 作成日時：2018年6月10日 14時
