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*
幸せが顔から出てる
飛鳥にそう言われた
「え？」
飛「語尾にハートをつけるな」
「つけてないし！」
飛「そんなに好きなら告白すればいいのに…」
最近の飛鳥はいつもこれ
告白って…そんな。
「まだ早いよ」
飛「じゃあいつならいいの？あと3か月後？半年後？それとも来年？」
「そもそもなんでそんな告白させたがるかな…」
飛「そりゃあ北村がモッテモテだからよ」
「うっ…」
それは前から分かっている
匠海くんは同学年にも後輩にもモテている
先週も後輩に呼び出されているのをがっつり見てしまった
飛「確かにね、ゆっくり進展していくのもありだよ？でももう少しド派手にやってもいいと思うのよ」
「いや…ド派手にって、」
飛「向こうはきっと気づいてないよ？本当に友達だと思って接してるかも」
「…んん〜〜〜」
机に頭をくっつける
でもさすがに…告白となると気が引けてしまう
飛「むしろ告白して、それからAのこと意識してくれるかもよ？」
意識…
それって好きになってくれるってことなのかな
飛「ま、私は告白するほうがいいと思ってるってことだけ頭に入れといて」
「ううう…」
飛「ていうか志乃は？」
「今日も生徒会」
飛「へえ、忙しいんだね」
志乃ちゃんにも相談したいけど
でもきっと忙しいだろうから、今度ゆっくり話を聞いてもらおう
確かに飛鳥の言うことだってわかるんだ
告白でステップアップすることもある
でもなにより、匠海くんに、本人に
ちゃんと好きなんて言えるんだろうか
「…絶対無理だぁ」
祐「なにが？」
*
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作者名：まぐろ | 作成日時：2018年6月10日 14時
