EVER BLUE -Beginning story- (ページ26)

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見たことのない人がドアを荒々しく開けてきた

　

　

…え、だれ

ていうかすごい睨んでない？

　

　

匠「あれ晃一どうしたの？」

　

　

え？なんでそんな自然にしゃべってる？

　

　

晃「先生にパシられてん」

匠「海ならいないよ、入れ違い」

晃「みたいやんなあ」

　

　

さっきからじろじろ見られてるその人に不信感が募る

それが顔に出ていたみたいで、匠海くんは察して口を開いた

　

　

匠「葛木、晃一のこと知らない？」

「うん…」

匠「吉野晃一。俺とか海と同じクラスで4月に転校してきたんだ」

「…こんにちは」

晃「…こんにちは」

　

　

挨拶してわかる

この人も人見知りだって

　

　

海「ただい…ってなんか増えてる」

　

　

変な空気になっていた時に小笠原くんが戻ってきてくれた

　

あの人、ちょっと苦手かも。

　

　

飛「え？知らなかったの？」

　

　

次の日、彼の話をしたら予想もつかない答えが返って来た

　

　

「…飛鳥も志乃ちゃんも知ってたの？」

志「うん。だって新学期の時うわさになってたよ」

「うわさ？」

飛「めっちゃかっこいい人が転校してきたって」

　

　

確かに

　

少ししか見てなかったけど、かっこよかった

　

　

「私昨日まで全く知らなかった…」

飛「まああんまり女子と話してるイメージないけどね」

志「でも生徒会の1年生で吉野くんのこと好きな子いるよ」

「そうなの？」

　

　

　

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