検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:158,853 hit

7話 当日 ページ9

待ち合わせ場所に少し遅れて付いた。

「あ、A!」

そんな私に一番に気付いたのは快人くんだった。
それが少し、嬉しかったり。

『皆〜、遅れてごめん。』

洋服悩んじゃって。
そんな言葉は飲み込んだ。
たしか今日は優里亞が美子を…。

「Aちゃ〜ん!」

駆けてきたのは真琴。
相変わらずのテンション。

「後は谷さんと美子か。」

「谷さんはまだしも、美子が遅刻なんて珍しいね。」

「ほんとだよ、古株のくせに。」

そんな男子軍の会話を聞きながら私と真琴と里奈と成実ちゃんは和になってにひひと笑う。
彼らは知らないのだ。
今日の美子を。

「あ、優里亞来た」

快人くんのその声に皆が優里亞の方を向く。

「ごめんね」

パチン、と手を合わせて謝る優里亞。
流石女優、可愛い。

『おはよ〜』

「おはよ〜」

「なに笑ってんだよ?」

にやにや、ではなくにこにこと笑う優里亞。

「ジャンっ」

そう言って優里亞が一歩右に出る。
すると、後ろから出てきたのは可愛くなった美子。

美子の変わりように男子軍は驚いている。

「ひゅ〜」

里奈がそう言って笑い合う。

「佐々木、ちょっと雰囲気変わった」

「う、うるさい夏目喋んな」

照れたように起こる美子。
可愛いだけですよ。

皆が可愛いと言う。

美子が相葉くんのところにいるから、その2人以外の皆で話す。

『美子可愛い〜』

「可愛いよね〜」

皆で和になって話す。

「せ、先生待ってるから早く、行くぞ。」

相葉くんの声に皆が歩き出す。
私も歩き出そうとしたとき。

誰かに腕を掴まれた。
振り向けばそこにいたのは快人くんで。

「佐々木も可愛いけど、Aも可愛い。」

私の耳に顔を近づけて落とす爆弾発言。
えっと戸惑っていると、行こ。と快人くんに手を引っ張られる。

私の顔はたこのように赤いまま。

8話 山の中→←6話 帰り道



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (71 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
164人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天空(プロフ) - アミーイさん» ありがとうございます!頑張ります! (2015年9月9日 12時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
アミーイ - どんどん書いてください。私、楽しみにしています (2015年9月8日 21時) (レス) id: f377129df1 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - そらさん» これかバンバン更新していきます! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - るんさん» たくさんコメントありがとうございます!頑張ります! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - ニコさん» 頑張ります!応援お願いします! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天空 | 作成日時:2015年9月5日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。