6話 帰り道 ページ8
偶然会った快人くんと2人帰り道を歩く。
胸が高鳴って快人くんに聞こえてないか心配。
「どっか行ってた?」
『うん、合宿のために皆と買い物。』
真琴が転校してきてからこうして2人で歩くのは久しぶり。
話したいのに、何を話せばいいか分からない。
「なんかさ、久しぶりだな。こうしてAと歩くの。」
『だ、ね。いつもは皆と帰るもんね。』
「今日、楽しかったか?」
『楽しかったよ。真琴と里奈と成実ちゃんでね、お揃いの頭に乗せる花飾りを買ったの。合宿には関係ないって真琴は言ってたけど。』
今日のことを思い出すと面白い。
思わず笑ってしまう。
「そっか。あ、花飾り合宿の時見せてよ。」
『えぇ?恥ずかしいじゃーん。』
「いーよ、見たい。Aなら似合うって。絶対可愛い。」
快人くんの言葉にほっぺが熱くなる。
絶対今顔赤い…
暗くてよかった。
『まー、見せる時があったらね?』
「まじ?やった。約束な?」
そう言って快人くんが小指を出す。
なに?と聞くとゆびきりげんまん。と答えた。
子供みたい、と笑えばうっせ。と怒られた。
小指をさしだして、快人くんの小指と絡める。
「ゆーびきりげーんまん、嘘ついたら針千本のーます!ゆーび切った!」
言葉の勢いの割に優しく離れる。
気づけば私の家の前だった。
「じゃー、またな。」
『うん、送ってくれてありがと。ばいばい。』
去っていく快人くんの背中を見つめる。
快人くんの姿が見えなくなってから、まだ感触を覚えてる小指をキュッと握って家に入った。
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天空(プロフ) - アミーイさん» ありがとうございます!頑張ります! (2015年9月9日 12時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
アミーイ - どんどん書いてください。私、楽しみにしています (2015年9月8日 21時) (レス) id: f377129df1 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - そらさん» これかバンバン更新していきます! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - るんさん» たくさんコメントありがとうございます!頑張ります! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - ニコさん» 頑張ります!応援お願いします! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天空 | 作成日時:2015年9月5日 18時