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20話 その正体は ページ22

「ん〜、次は?」

「最後の愛することってとこから。」

お昼ご飯を食べ終わり、そのまま皆で集まる。
やっていることは校長先生への手紙。

あの夜、校長先生の思い出の曲が心の瞳だと知った。
真琴と考えた結果、校長先生にももう一度歌って欲しい。
その為には旦那さんが一番強力だけど、その旦那さんはもういない。

だから、真琴と知恵を振り絞った結果、こうなった。

皆が手紙を書いてる間、皆とは少し離れたところに快人くんと座っている。

快人くんは山の風景を写真に撮ってる。

『私は、校長先生の旦那さんが校長先生を恨んでるとは思わないけどなぁ』

「俺も。もっと生きてほしいって背中押してもらって、勇気が出たから治療始めたんだろ?だったら、結果受け入れたはずだよ。」

快人くんも、同じことを思ってた。


そのあと校長先生がいるときに、昨日と同じように扇風機を倒し、椅子をゆらす。

校長先生がまた手紙を拾う。

「ふふっ、幽霊の正体は貴方達ね。」

その言葉に真琴がわかりやすく同様する。
バレるよ、それ。

「ごめんね、心配させたみたいで。でもね、歌わないってのは自分で決めたことなの。一番大切な歌を捨てなきゃならないほど、私はあの人にひどいことをしたと思ってる。」

愛する人に生きていてほしいから、治療をしようと言った校長先生。
そんな校長先生とまた一緒に歌うために、戦おうと言った旦那さん。
校長先生のどこに、悪さがあるというのだろう。

「独りよがりかもしれないけど、私の好きにさせて。」

シーンとしてしまった部屋。
そんな部屋に響く、低い声。

これは、歌声…?

校長先生が、嘘だというように走り出した。
それを私たちが追いかける。

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天空(プロフ) - アミーイさん» ありがとうございます!頑張ります! (2015年9月9日 12時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
アミーイ - どんどん書いてください。私、楽しみにしています (2015年9月8日 21時) (レス) id: f377129df1 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - そらさん» これかバンバン更新していきます! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - るんさん» たくさんコメントありがとうございます!頑張ります! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - ニコさん» 頑張ります!応援お願いします! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天空 | 作成日時:2015年9月5日 18時

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