14話 もしも ページ16
『疲れたぁぁぁあ!!』
「え、なになになになに!」
全ての練習が終わり、部屋にも布団を敷いて皆でわいわい。
私、真琴、成実ちゃんの頭の上にはお揃いで買った花飾り。
「やだー、ベタベタやーだ」
里奈が買ったボディクリームを真琴に塗りつける。
その隣で私もつける。
「それ!私もしてみる…」
前髪を上げた美子が言う。
それ、とはもちろんボディクリームのこと。
「やっぱ、似合わないかな…」
「いやいやいや!似合うって!」
里奈が優里亞にボディクリームをパスする。
それを私達は見守る。
その時、真琴のスマホが鳴った。
真琴はそのまま部屋を出る。
それと同時に誰がが部屋に来た。
「あれー、快人じゃーん」
里奈の声に振り向けばそこにいたのは快人くん。
「A、いる?」
私を見つけた快人くんは、借りてく。と言って部屋を出た。
『快人くん?』
少し歩いて立ち止まる。
出てきた場所は外だった。
「それ?お揃いで買った花飾り。」
『え?あ、そうだよ』
どうかな?と笑ってみる。
可愛いよ、と快人くんも笑う。
『合唱って、疲れるね』
「俺も思った」
暗くても分かる、快人くんの笑顔。
キラキラ輝くその笑顔がたくさんの人を助けてきた。
『ねぇ、快人くん。』
「ん?」
私は星の輝く空を見上げる。
『もし、私が合唱できなくなるって言ったらどーする?』
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天空(プロフ) - アミーイさん» ありがとうございます!頑張ります! (2015年9月9日 12時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
アミーイ - どんどん書いてください。私、楽しみにしています (2015年9月8日 21時) (レス) id: f377129df1 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - そらさん» これかバンバン更新していきます! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - るんさん» たくさんコメントありがとうございます!頑張ります! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - ニコさん» 頑張ります!応援お願いします! (2015年9月7日 17時) (レス) id: b7aadead77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天空 | 作成日時:2015年9月5日 18時