2 ページ2
和「ただいまー」
あ「お帰りなさい、和くん。お疲れ様！」
和「うん…」
あ「ご飯もうすぐできるから待っててね！」
和「あ、食べてきたからいいや。悪い」
あ「あ、そっか…。じゃあいらないか…笑」
和「疲れたし今日は寝るわ。おやすみ」
目が合わなかった。
疲れてて顔を上げるのも疲れてるって感じじゃない。
私のことを避けてるような気がした…。
あ「…お、やすみ」
玄関を照らす灯りだけが明るく私の影を暗くした。
私の心に影をつくるように。
和くんが帰宅してから、智くんから連絡があった。
智『もしもし？今日泊まることになったからー』
あ「あ、はーい…仕事頑張ってね！」
智『うん。……ねぇー！智ー！はーやーくっガチャ！』
電話の奥で聞こえた女の人の声。
それを遮るかのように切られた電話。
耳に残るのは電話の無機質な音だけ。
闇が深くなる夜…と
私の心。
私、避けられてるのかな…？
ううん、そんなことない。
きっと、2人とも忙しいだけ。
きっとそうだよ…。
・
雅「ただいまー」
あ「雅紀くん！おかえりなさい」
雅紀くんはいつだって帰ってくるなり、私を抱き締める。
抱き締めると元気になれるとか言ってたっけ？笑
きっと、雅紀くんの温もりを感じれば大丈夫。
雅「あ、起きてたんだ。寝てていいのに」
あ「えっ、ごめん…」
いつもと違う冷め切った瞳。
雅「Aちゃんさ、いい加減自分の足で歩けるようになってよねー。いつまで俺らと暮らすつもり？そろそろ限界なんだよねー笑」
あ「…うそ、だよね…？」
雅「何が？あ、松潤は帰ってこないよ。…っていうか、帰りたくないってさ」
何も言えなかった。
一言も出てこなかった。
階段を上がる雅紀くんの背中をただ眺めることしかできなかった。
あ「私って…」
『だから、言ったでしょ？必要ないんじゃないの？って』
翔「そうだねー。やっとわかった？」
振り返ればいつの間にか帰ってきていた翔くんがそこにはいた。
翔「Aちゃんは確かによくやってくれたよ。でもさー、いつまでもここに居られるのも迷惑なんだよねー。そろそろ身の振り方考えてね」
迷惑
頭にループするのは『迷惑』の二文字だけ。
あ「ごめんなさい…！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 227人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
潤_(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます！いつか更新できるように頑張ります。温かく見守って頂けたらと思います… (2015年12月30日 21時) (
レス) id: 7a5113c4a3 (このIDを非表示/違反報告)
さな - 完結？おめでとうございます。マネージャーになった主人公が嵐さんと仕事をしているのがみたいので更新待っています。 (2015年12月29日 21時) (レス) id: a842c9fce8 (このIDを非表示/違反報告)
潤_(プロフ) - m45amnosさん» やっぱりあなたが1番にコメントくれるんだね(´；ω；｀)本当にありがとう！！ (2015年12月11日 10時) (レス) id: 7a5113c4a3 (このIDを非表示/違反報告)
m45amnos(プロフ) - 久しぶりの更新、とても嬉しいです！続きがまた楽しみになりました！これからも、頑張ってくださーい(*´°`*) (2015年12月11日 3時) (レス) id: 535ef9e974 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮l o v e - 更新お願いします！ (2015年11月28日 20時) (レス) id: 3a61aee0fc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：潤 | 作成日時：2015年8月9日 22時
