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副会長は冗談だよ、また来るねと手を振って帰っていった。
不思議というか謎めいているというか。
どちらにしろ捉えどころのない人だ。
シフトが終わって家に帰ると夕飯のいい匂いがした。
「あ、そうだ。A、夏休みはどうするの？」
「うーんと、模試があるくらいかな」
「本当に塾行かなくていいの？あなた部活やってなかったから推薦取れるかわからないし…」
「まぁ課外活動と成績と検定試験でカバーできると思うよ」
一応これでも受験生なので遊んでる暇はない。
少し息抜きは欲しいけれど激化する受験戦争に勝つためにも今頑張らないと。
「＿＿あ、じゃあ宗介君のところに行ってきたら？」
「がっ、は、」
突然突拍子も無いことを提案されて食べていたおかずを喉に詰まらせる。
水でなんとか流し込んで息を整えると頭がちゃんと回り始めた。
「…まって、なんでそうなるの」
「宗介君とまだ付き合ってるんでしょ？」
「まぁ、そうだけど、」
「それなら問題ないわよ。それに小学校以来ずっと行ってないじゃない」
息抜きも必要よ、とお母さんはいう。
いや、ちょうど考えてたけどね息抜き。そうだけどそうじゃない気が。
「文句ある？」
だって宗介と会うと緊張するんです！
それが久々ならなおさらじゃないですか！これのどこが息抜きと！
＿＿＿とはいえず。
「…いや、ないです」
「じゃあ山崎さんに連絡しておくわ！Aも宗介君に連絡しておくといいわよ」
「あ、はーい…」
お母さんに強引に押し切られ夏休みの間宗介に会いに行くことが決定してしまった。
部屋に戻ってアライグマのぬいぐるみを抱きしめる。
絶対またかっこよくなってるんだろうなあ。
凛もいるしなに着てけばいいんだろう。
鮫柄って男子校だよね、あ、でも合同練習とか大会で女の子いるし。
「あぁぁぁあーっ…」
わけもわからず叫んでベッドの上を転がる。
いやいやいや宗介がそんなことするわけ！うん、私は宗介を信じてるから！
＿＿でもこんなに離れてるんだから仕方ないじゃない。あの人も一応健全な男子高校生だし。
そう思うと心配が止まらない。とりあえず宗介に連絡だけは入れておこう。
メールを送ったはいいけど返信がなんだか怖くて携帯が見れない。
今日はもういいやと携帯の電源を落とした。
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置物娘OLDCODEXにハマりかけ(プロフ) - いえ、とても面白かったです！ (2018年12月22日 11時) (
レス) id: 07cbb82d44 (このIDを非表示/違反報告)
翠蒼(プロフ) - お久しぶりです！グダグダになるかもしれませんが最後までお付き合いください！ (2018年12月22日 2時) (レス) id: 8de9e0189a (このIDを非表示/違反報告)
置物娘OLDCODEXにハマりかけ(プロフ) - お久しぶりです。小説面白かったです！主人公ちゃんが今後、宗介とどう歩むのか気になります (2018年12月21日 16時) (レス) id: 07cbb82d44 (このIDを非表示/違反報告)
翠蒼(プロフ) - Miyuckyさん» こちらこそ初めまして！応援ありがとうございます( ´ ▽ ` )ﾉ更新に波はありますが、最後まで頑張ります！これからもよろしくお願いいたします！！ (2018年8月3日 7時) (レス) id: d7b61196d7 (このIDを非表示/違反報告)
Miyucky(プロフ) - 初めまして！いつも陰ながら応援させて頂いてます！本当毎日読むのが楽しみで、(あ、今日話数多い！)とか、(あ、今日は更新ない...)と、1人で画面に一喜一憂しています。(笑)楽しみにしてるので、これからも頑張ってください！！ (2018年8月3日 0時) (レス) id: 2a420235d5 (このIDを非表示/違反報告)
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