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坂「旨いよ！うらた君！！」
う「それは良かったです！時々おやつとして作っていたので得意なんです！」
坂「へぇー」
う「そうだ。今日はパンですけど、明日からどうします？お米にします？」
坂「ん？うーん。」
正直どっちでもいいけど、せっかくうらた君が作ってくれるんやしなぁ…
坂「うらた君に任せるよ。俺、うらた君が作ってくれるやつなら何でも食べるし！」
う「っ！分かりました！」
ニコッと笑ううらた君は幼さがあった。この笑顔を見るとやっぱり子供なんだと思う。
う坂「「ごちそうさまでした！」」
全部食べ終わってしまった。うらた君に頼めばまた作ってくれるかな？
う「坂田さん。お昼何食べたいですか？」
坂「お昼？気が早いなぁ。でもなんで？」
う「僕、坂田さんが嬉しそうに料理を食べてくれるのが好きになったんです！」
坂「そ、そうなんか。」
う「はい！だから坂田さんが食べたい物を作るとまた喜んでくれると考えたんです！だから教えてくれませんか？」
坂「そうやね……オムライス、かな？」
う「分かりました！あとで買い出しに行って来ますね！」
坂「え、でも耳と尻尾は？」
う「大丈夫です！実はこれ意識したら出したり消せたり出来るんです！」
坂「それならいいんやけど。」
う「はい！」
素直に好きって言われると照れるなぁ…//
・・・待てよ、消せるんならなんで俺の前で出してたんや？力が無かったからとかやったんかな？まぁいいや。
坂「お店が開くまで何しとく？」
う「そうですね……どうしましょ。」
坂「決めてへんかったんね。そうやなぁ……」
考えてると、左右にユラユラと動いてるうらた君の尻尾が目に入った。結構ボサボサやな...
坂「」ｼﾞｰ
う「坂田さん？」
坂「・・・！ちょっと待ってて！」
う「？」
寝室に入りブラシを取ってきた。実家で犬飼ってたから持ってるけど、なんで家にあるんかは知らん。
坂「うらた君、ソファーに座って！」
う「分かりました！」
坂「俺の隣に座って？」
う「はい！」
坂「うらたくん、尻尾を俺の膝に乗せて。」
う「はい？」
坂「今から尻尾を綺麗にするけどいい？」
う「っ！はい、お願いします！」
優しく尻尾にブラシを通すとうらた君は気持ちよさそうにした。やっぱり狼なんやなって思う。喉とか撫でたら喜ぶんかな？ってそれは猫か。
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作者名：八雲橙 x他1人 | 作成日時：2019年10月8日 10時
