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坂「俺も大好きやで〜」
う「えへへ〜♪」
俺の膝に座って上目使いで俺を見てくんねんけどまぁ可愛い！超幸せ！！
ｰ本当にそう思う？
坂「え？」
う「？坂田さん？」
ｰ本当に目の前の狼が可愛いと思う？
坂「だ、誰や！」
う「っ！？坂田さん？」
坂「っ…うらた君、何か変な声聞こえへん？」
う「変な声？・・・(ぴょこぴょこ)・・・いや、何も聞こえませんけど？」
坂「嘘やん。」
ｰ当たり前や。俺の声はあんたにしか聞こえないんやからな。そうや、あんた部屋出てくれへん？あ、俺のことその狼に言うなよ？
・・・マジか。
う「さ、坂田さん？」
坂「・・・ちょっとごめんな。」
う「あ、はい。」
ｶﾞﾁｬ
坂ｰさて、お前は誰や。隠れてないで姿見せろ。
ｰおぉ、怖い。そんな慌てなくても後でちゃんと見せてあげますよ。
坂ｰ今見せろ。
ｰ今はダメやなぁ、あの狼が居るし。
坂ｰ・・・うらた君が居ったら不都合なんか。
ｰまぁ殺されたらたまらんしな。
坂ｰあの子がそんな事するわけないやろ。
ｰダメだなぁ。あんたはあの狼に騙されてるんよ？
坂ｰは？お前何言って
ｶﾞﾁｬ
う「坂田さん？」
坂「っ！！」
う「大丈夫ですか？」
坂「だ、大丈夫やで？」
ｰそうやね…今日の夜10時、あんたの部屋に来てくれたら姿も見せるし、色々話したるわ。あ、その狼連れてきたあかんで？
坂「お、おい！……消えたか。」
う「坂田さん。本当にどうしたんですか？」
坂「っ……ごめん、多分俺疲れてるんやわ。」
う「そ、そうなんですか？」
坂「うん。ごめんな、いきなり大声あげたりして。びっくりしたやろ？」
う「はい。」
坂「ほんまごめんな。でもうらた君は心配せんくていいからな。」
う「……わかりました。」
坂「ん。さて、お腹空くまで下行ってテレビでも見よか！」
う「はい！」
それから下に行きうらた君とテレビを見ることになった。
あいつは誰なんや。直接脳内に話しかけてきたけど……ていうかその時点で人間じゃないのは分かった。しかもうらた君をやけに警戒している様子やったし…。
もしかして、うらた君の知り合いなんじゃ…？
うーんわからん。妖怪とか幽霊の類いは全然知らんからなぁ。まぁ、夜の10時に部屋に行ったら分かるやろ。
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作者名：八雲橙 x他1人 | 作成日時：2019年10月8日 10時
