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坂「おい親父！俺のうら((ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ!!…うらた君が困ってるやろ！」
坂父「だって親に捨てられてんで！？親として可哀想やと思うやろ！！…ほんま辛かったなぁ。」
う「え！？あ、は、はい…」
坂「とりあえずうらた君から離れろや！！」
坂父「なんで離さなあかんねん！」
坂「なんでもや！うらた君、俺の方においで？」
う「え？あ、はい…？」ｷﾞｭｯ
ん"ん"！！///おいでって言っただけなのに俺に抱きついてきたで！！可愛いなぁ！！
坂父「くそっ！やっぱ一緒に居る時間が強いか！」
坂「はっ！ざまぁ！！」
坂父「はぁ……まぁいいわ。」
親父は諦めたのか落ち着いた様子で話しかけてきた。
テンションの差が激しいな！
坂父「って、ここに来た目的を忘れるとこやった。」
坂「は？目的ってなんや？」
坂父「実は最近、もちが妊娠して子犬が産まれたんよ。」
坂「え、マジで！？」
坂父「おう。それで一匹優の家で育ててくれないか？」
坂「うん、ええよ。」
坂父「ありがとうな！あ、うらた君。」
う「はい？」
坂父「犬は好きかい？」
う「犬？好き、ですよ？」
まぁ自分が狼やしな。好きというよりも同じ種族やからなぁ…
坂父「ここに子犬がやって来るからね！」
う「そうなんですか！」
坂父「うん、大切に育ててあげてな！」
う「はい！分かりました！」
坂父「よし！優、明日連れて来るけど大丈夫か？」
坂「別に大丈夫やで。」
坂父「相変わらず暇してんねんな。大学でも行ったらどうや？」
坂「だってつまんないんやん。勉強もすぐ解けるし。先生の話もおもしろくないし。」
坂父「相変わらずやな。それやったら俺の跡を引き継いでくれへんか？」
坂「めんどくさいし断る。兄貴がおるやろ。」
坂父「まぁ、そうなんやけどな。」
う「？何の話ですか？」
坂「なんでもないよ。明日子犬が来るんやって！」
う「本当ですか！楽しみだなぁ！」
坂「そうやね〜」
坂父「・・・優、話がある。」
坂「？分かったわ。うらた君、ちょっと親父と話あるからテレビ見ててくれる？」
う「分かりました！」
そう言ってソファーに座ってテレビを見始めた。
そして俺は親父とキッチンの方に向かった。
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作者名：八雲橙 x他1人 | 作成日時：2019年10月8日 10時
