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うらた君と下の階に下りて、俺はソファーでテレビを、うらた君はお昼のオムライスを作ってくれてた。
ソファーの位置からキッチンが見えるようになっていて、時々うらた君の方を見ると、とても幸せそうに作ってた。そして何か物足りなかった。………料理をするのに着ける物。そう！
エプロンが無いのだ！
坂「エプロン着けてたらぁ…」
坂『ただいまー』
う『お帰りなさい！えっと…坂田さん。ご飯にします？お風呂にします？それとも・・・僕にしますか？///』
ってあかんあかん！！またヘンなこと考えてしもたｯ！！なんでこんなヘンな事考えるようになってんねん・・・溜まってるんか？……それやったらいつすればいいんや。うらた君は夜行性。夜にできへんやん！
坂「はぁ…どうしたものか。」
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
う「ん？坂田さん、誰か来ましたよ？」
坂「は？誰や？俺何も頼んでないで？」
う「？男性の方ですけど？」
坂「男？誰やろ。」
そう思いカメラ付きのインターホンを見ると、よく知ってる顔が映っていた。
坂「はぁ！？親父！？」
う「え！お父さんですか！？」
坂「なんで来てん！あ、うらた君！一応耳と尻尾隠しといて！」
う「あ、はい！」
俺は玄関に行き、扉を開けた。
坂父「おぉ優！元気にしてたか？」
坂「親父！なんで来たんだよ！ていうか来るんだったら連絡しろよ！」
坂父「すまんな。忘れてたわ！」
坂「忘れてたわ！じゃねぇよ！！」
坂父「あはは！とりあえず中入っていいか？」
坂「えっ！？いやぁ……」
まずい。今家にはうらた君が居るんや！親父を中に入れたら何言われるか分かんねぇ！！
坂父「何や？俺に見られたくないもんでもあるんか？」
坂「え！？あ、いや、その…」
坂父「よし、勝手に入るで！」
坂「っておい！勝手に入んな！！」
坂父「お邪魔しまーす！」
坂「っておいぃ！！」
逃げてー！うらた君！！
う「さ、坂田さん？………えっ…」
坂父「こ、子供！？おい優！これはどういうことや！ちゃんと説明せい！！」
あかんかったかぁ………
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作者名：八雲橙 x他1人 | 作成日時：2019年10月8日 10時
