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レクリエーションの楽しそうな音と時計の針の音が混ざって、急かされている気がする
勝己はあんなこと言っていたけど
騎馬戦の前に限界が近かったからどちらにしても倒れて次の種目には参加できなかっただろうな
そんな勝己は次の種目のため、飯田くんに連れられグラウンドに行った
リ「もう回復したら戻っていいからね」
「「ありがとう。弟のことが気になるし、もう少ししたら行くね」
まだ頭痛とめまいがするけど体を起こす
出久はちゃんと昼ごはん食べられたかな
っていうか母さんは無事かな
出久のあんな姿見て息止まったりしてないといいけど…
グラウンドでは次の競技に向けて、準備が進められている
レクリエーションおわったのか…
出久は第一試合目で出るから控え室にいるらしくて、走って向かう
尾「あれ？緑谷だったらこっちだぞ？」
控え室が二つあって迷ってたらちょうど出てきた尾白くんが教えてくれた
「「出久。3回戦進出おめでとう」
いつも以上に緊張している出久に急に声かけたからビックリして椅子をガタガタさせてる笑
「「あ、さっき母さんの安否確認のために電話したんだけど、すごい喜んでたよ」
出「あれもこれもみんなのおかげだよ。僕はまだ何もできてないんだ」
「「運も実力のうちとか、運は貯めるものとかっていうじゃん。結局出久の行いから生まれたものだよ。喜んでる暇なんかないと思うけど、自分を追い込みすぎないで。じゃあがんばってね！」
両手を握って震えを抑える出久に励ましなんて、無意味だろうな
ちなみに昼休憩中に様子見にきてくれたらしいけど、爆睡してたらしい俺…
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作者名：耳鳴 | 作成日時：2024年3月14日 17時
