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この一連の事件のことは口外しないこと
緑谷Aはヒーロー志望の有無に関わらず保護観察対象として雄英高校ヒーロー科に入学すること
これが今まで通りの生活をしたい俺と勝己と親たちに課された条件
出久に言うことは許されなかった
ヴィランのモノが俺の中に入っているというのは
反社会的で未解明で恐怖
俺が俺を否定していないだけで、ヴィランを正義だと認めているようで気持ちが悪かった
毎日、どこかしらに沸いてるヴィランに俺みたいな人は居るんじゃないかとよく見るようになった
出久に話せるという確信が見えた今
頑張った矢先、俺の得体の知れないヴィランへの服従心が判明するって
もう少しだと胡座をかいた罰なのかもしれない
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作者名：耳鳴 | 作成日時：2024年3月14日 17時
