掌を合わせて【男主】 (ページ34)

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爆「どけ！邪魔だ！」

出久が黒い靄に突っ込んでいきそうなところで、勝己が攻撃する

弔「なあ、お前、さっき２.３人連れてこいって行ったよなあ？」

そこからまた俺は気を失ったように記憶がない
知っていたことなのに、また楽観的で単純な脳みそで動いてしまったせいだ

切「こいつおかしいって！爆豪なんか知ってんだろ？内通者ってやっぱり」

爆「ちがうって言ってんだろが！クソ髪が！」

勝己の声がする
体もまぶたも重くてここがどこなのかわからない
みんな何もなかっただろうか

俺はまた誰かを傷つけたんだろうか

根「ネズミなのか犬なのかクマなのか、かくしてその正体は～？校長さ」

いきなり近くで声がしてびっくりする

「「校長先生、俺は、ヴィラン側のお兄さんに洗脳されたように操られるのかもしれないです。意識を失ってる間にクラスメイトに怪我させました。…俺、誰かを殺めたりしてませんか」

自分で言っていて自分自身が怖くなる

根「大丈夫だよ。爆豪くんが止めてくれた」

俺みたいなやつがヒーロー科にいていいんだろうか

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